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白人は太陽光で髪の毛の色が変わる

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多くのドイツ人と交流したことで、白人は気候条件と遺伝などによって髪の色が変わることがあるとわかった。金髪が段々と茶髪に変わることがある。

 

 

白人で特に地毛が金髪の人は年齢、気候条件などで髪の毛の色が変わるということを、僕はドイツ人と付き合うようになってから知った。上の写真は2009年夏から付き合いがあるWというドイツ人の友達だが、彼は上の写真で見る限りでは髪の毛の色は茶色だ。だが、2009年6月に初めて彼と会った時は、髪の色は金髪に近い茶色だった。それで彼に、「なんで写真と今では髪の色が違うのか?」と質問してみたら、「俺にもよくわからないけど、気候条件とか色んな理油があって髪の色が変わるんだ」とい彼は答えた。

 

僕が1999年春にシュツットガルト近郊に住むH家にホームステイをして、ドイツ語を勉強したことは既に何度も書いたが、H家の家族は既に55歳で白毛だった主人以外は全員が金髪だった。奥さんと長男、長女はみんなが金髪だった。ナチスドイツのヒトラー総統が好みそうな、典型的なアーリア人種である金髪に青か緑の瞳の人たちだった。

 だが、2005年6月にH家を再び訪れてみると、長男のJは髪の色が黒に近い茶色に変わっていた。僕はびっくりして、「6年前に会った時には君は金髪だったのに、今は黒色に近いじゃないか。なんで、髪の色が変わったんだ」と質問すると、彼は溜息をついて、[Keine Ahniung.](見当もつかないよ)。「なぜか知らないけど、俺の髪の色は数年に一度変わるんだ」と答えた。この時に初めて、「白人は髪の色が変わる」ということがわかったのだった。

 

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ナチスドイツ軍の軍人は金髪の人が少ないが、その理由は50歳以上の将軍は白髪になったからであり、若い軍人は長い期間屋外で戦闘活動をすることで、太陽光を浴びて金髪から茶髪に髪の色が変わったことが理由らしい。

 

 

それで、話は最近のブログ上での他のドイツ軍マニアとの会話になるが、「第二次大戦時のドイツ軍の有名な軍人の中には、金髪の人が少ない」ということが話題になったことがあった。もちろん、50歳を超えた年齢の将軍たちに金髪が少ない理由はわかると思う。当然、40代後半にはると白髪になるか禿げる人が多いので、ドイツ軍の将軍で金髪の人はほとんどいないのである。今では効き目が強い育毛剤などが多いから、50歳を過ぎても金髪のドイツ人がいるらしいが、70年以上前は育毛剤も少ないし、栄養状態もうよくなかったから、50歳を過ぎると白髪の人が多かったようだ。

 

上の写真は有名な親衛隊戦車エースのミヒャエル・ヴィットマンだが、カラー写真で見ても彼は金髪ではなくて茶色の髪の色である。しかし、彼は恐らく戦争前は金髪だったと思う。彼の髪の色が金髪から茶色に変わったのは、軍人というのはナチスドイツ軍に限らず屋外で長時間活動をするので、太陽の光を長時間浴びて髪の色が変わることがよくあるらしい。第二次大戦が始まるまでは金髪だった軍人たちも、戦争が始まるとずーっと屋外で戦闘を行うので、鮮やかな金髪の髪だった男たちも太陽光を長時間浴びて、金髪から茶髪に髪の色が変わるのである。

 

こちらのサイトは特に白人の髪の色が変化することを説明している、ウィキペディアの「ヒトの髪の色」というサイト。

 

ja.wikipedia.org

 

 

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白人で髪が金髪で肌が真っ白な人は、太陽光を長時間浴びると髪の毛と肌にダメージを受ける人がいる。特に女性は太陽光に弱い人が多くて、僕の女友達のVも長時間太陽光を浴びると皮膚をやけどする体質だった。

 

白人にとっては、太陽光が体にすごく大きな変化を与えるという例を紹介したい。上の写真はVという僕のドイツ人の女友達だが、彼女は日本の大相撲が大好きで、日本に1年ほど住んで相撲観戦をしながら相撲の研究活動をしたことがあった。彼女が来日する前に、2006年7月に僕はVが住む東ドイツのハレという町に会いに行ったことがあった。Vとは元々は日本人と外国人が交流するサイトで知り合って、メール友達として交流をしていたのだった。

 

それで、Vが住むハレに午後3時頃についたのだが彼女の家に電話をすると、「私は直射日光を長時間浴びると皮膚がやけどをしやすい体質だから、昼間は長時間外出できない。だから、午後8時になったら町の中心部で会いましょう」と彼女は言った。それで午後3時から午後8時までは僕はホテルの部屋で昼寝をしたり、テレビを見たりして時間を潰すことになった。次の日もVと会ってハレの町を一緒に歩いたが、やはり彼女は太陽光を長時間浴びるとやけどをするので、朝は午前9時に会って12時まで、夜は午後8時以降にしか会えなかった。ここで誤解しないでもらいたいのは、夏のドイツは午後10時過ぎまで明るいので、午後8時でもまだ昼間のように明るいということ。これは、夏にヨーロッパに旅行したことがある人ならわかるだろう。

 

 

一方で日本人などの有色人種は太陽光に強いので、長時間太陽光を浴びても日焼けをするぐらいで、白人のような大きなダメージは受けない。

 

 

日本人は元々が髪の色は黒で瞳の色も黒だから、太陽光を長時間浴びても皮膚が日焼けするぐらいしか変化がないが、白人で元々が金髪で白い肌の人たちは、太陽光を長時間浴びると、体に多くの変化が表れる。つまり、アジア人と黒人という有色人種は太陽光に強いが、白人は太陽光に弱いのだ。これは、白人は冬は日照時間が6時間ほどで、夏もそんなに暑くならない冷帯気候のヨーロッパとアメリカ北部に住んでいるので、太陽光に弱い体質となったという地理的な理由がある。

 

 

 以上、今日の記事では白人は太陽光を浴びた量に応じて、髪の毛の色が変わる事実について説明しました。さらに、日本人にはわからないけど、ドイツと北ヨーロッパには太陽光を長時間浴びると、皮膚がやけどする人たちがいることについても説明をしました。