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佐々木朗希の8回降板は正解だったのか?

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ウクライナ戦争とオミクロン株蔓延で暗いニュースが多いですが、また千葉ロッテの佐々木朗希が大記録を達成しそうになりました。ですから、暗いニュースが多い中での少ない明るいニュースについてブログを書こうと思います。上の写真は前回の記事と全く同じです。(苦笑)

 

 

佐々木朗希の降板についてロッテの井口監督は、「本人が8回終わった時点で辛そうな顔をしていた。佐々木の将来と今シーズンのことを考えると降板は当然」と言っていた。

 

 

ロッテの佐々木はみなさんもご存知のように昨日(4月17日)のゲームで、8回までをパーフェクトに抑えながら8回で降板した。これに対しては異論反論があるだろうが、日刊スポーツの報道によるとロッテの井口監督と吉井投手コーチは、「朗希が苦しそうな表情をしていたので代えることにした。代えることについて何も悩まなかった。彼はまだ若いしシーズンも始まったばかりだから、肩を壊したら大変なので代えたのは当然だ」とコメントしていた。

 

 

佐々木が苦しそうな表情をしていた理由は、8回をパーフェクトに抑えても勝ち投手になれなかったことが原因かもしれない。ロッテ打線が点を取っていたら、彼は2試合連続完全試合を達成したかもしれない。

 

 

佐々木が苦しそうな表情をしていたというのには、色んな理由が考えられるだろう。もし、完全試合を達成した先週のオリックス戦のように味方打線の援護があって、8回を終わって5-0くらいでリードしていて勝ちが確実だったら、そんなに苦しそうな表情ではなかっただろう。やはり、8回までパーフェクトに抑えていたのに勝ちがつかないというのでは、それは苦しい表情にもなるだろう。昨日の試合は最後には延長戦になって日本ハムの万波のホームランで日本ハムが勝ったのだが、その点でいうと、日本ハムの上沢、堀という投手陣もよくロッテ打線を0点に抑えたと思う。いくら佐々木がパーフェクトに抑えていても、味方がリードしていなければ完全試合として記録されないとうルールがある。

 

 

でも、佐々木がパーフェクトに抑えて8回で降板したので、来週日曜日のオリックス戦でまだ連続アウトが続くという楽しみが出来た。どこまで記録を伸ばすのだろうか?

 

 

しかし、佐々木がパーフェクトに抑えたまま降板したということから、来週日曜日のオリックス戦がまた楽しみになった。まだ佐々木の連続アウト(打者と誰も塁に出さないこと)は続いているので、来週のオリックス戦でこの記録がどこまで伸びるかという楽しみがある。既に佐々木は今の時点で投手としての日本記録とメジャー記録を更新しているが、この記録がどこまで伸びるか見ものである。来週の対戦相手のオリックスは前回、佐々木にパーフェクトを喰らっているから、当然ながら何らかの対策を立ててくるだろう。でも、今の佐々木の投球はストレートが160キロ超えで、フォークボールが140キロ後半のスピードであり、しかもこの2種類の球がストライクゾーンにコントロールさていているから、フォアボールすら出ない雰囲気がある。今の絶好調の状態の佐々木を打てるバッターはプロ野球ではいない感じがする。

 

 

今の佐々木朗希はかつて横浜にいた「大魔神」佐々木のように、ストレートと同じ腕のふりからフォークを投げるので、プロ野球の名打者でも簡単には打てないだろう。

 

 

かつて、横浜ベイスターズに名前が同じ佐々木の佐々木主浩(かずひろ)、通称「大魔神」という横浜のストッパーがいた。やはり、150キロ台後半のスピードボールと140キロ台のフォークボールだけで打者を打ち取る抑えのピッチャーだった。それで、僕は今は53歳で佐々木も54歳で高校が同じ仙台市内であったので、僕と高校時代の同級生は東北高校にいた佐々木を高校時代から知っていて、高校時代に僕の母校と佐々木のいた東北高校が対戦をして、甲子園とは関係ない春季大会で母校が佐々木のいる東北高校に勝ったこともあった。ぼくの母校のエース投手も名投手で佐々木に投げ勝ったのだった。ただし、僕は野球部員ではなかったからスタンドで応援していただけだったけど。

 

それで、佐々木が「大魔神」と呼ばれて横浜の抑えの投手となった頃に野球に詳しい高校時代の友達に会ったら、「佐々木の球は打てるわけがないんだ。ストレートと同じ腕のふりでフォークを投げるんだぞ。そんな球をどうやって打つんだ?プロ野球でもまず無理だね。佐々木が打たれるとしたら、ストレートかフォークが甘く入る失投をした時だけだ。打者としては佐々木が失投するのを待つしかない」と言っていた。今の佐々木朗希の場合も大魔神佐々木と同じタイプの投手なので、彼が失投をしないかぎりプロ野球の名打者でも彼を打てないだろう。

 

 

前のブログ記事にも書いたが、佐々木朗希が今大活躍しているのは高校野球で無理をして投げさせなかったからなので、高校野球の球数制限はもっと厳しく決めるべきである。

 

 

前のブログ記事にも書いたが、このように佐々木朗希が20歳で名投手になれたのも、やはり、2019年の高校野球岩手県大会で大船渡高校の監督が無理をして佐々木を投げさせなかったことが良かった。もし、彼が無理をして投げて甲子園の全国大会に出ていたら、甲子園でも無理をして投げて佐々木を高校野球で潰していただろう。実は言うと、今から20年くらい前の高校野球では投手の球数制限はほとんど考慮されていなかったから、高校野球で予選から甲子園での本大会までに1千球以上を投げて肩を壊した投手がかなりいた。しかし、マスコミは高校野球で1千球ほど投げた投手を「英雄」として持ち上げて美談にしていた。今の佐々木朗希の大活躍で、今後はもっと高校野球での球数制限が厳しくなることを僕は願うし、願っている野球ファンは多いだろう。