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オリックス優勝おめでとう!その一方で阪神は?

 

 

 

 

オリックスバファローズ、本当に逆転でのリーグ優勝おめでとう!!関西では阪神の陰に隠れてる球団が頑張ってリーグ連覇を果たした。

 

 

オリックスバファローズが見事にソフトバンクとの競争を制してパリーグ優勝を果たした。本当におめでとう、オリックスバファローズ!!僕は仙台在住の楽天ファンだから、結局、昨日(10月2日)は楽天が仙台のホームスタジアムでの試合に負けてオリックスの優勝をアシストしたことになるが、まあそれだけオリックスの方が勢いがあったし気合いが入っていたのだろう。昨日は午後6時にロッテ対ソフトバンク楽天オリックスが始まった時点ではソフトバンクの方が有利だったので、本当に見事なオリックスの逆転優勝だった。NHKのスポーツニュースでも解説の上原浩司が、「今日は本当にドラマチックな1日でした」と言っていた。

 

 

関西地方といえば阪神ファンが多いが、昭和時代にはセリーグ阪神以外にもパリーグには阪急、近鉄、南海という球団があったが、パリーグの3球団の方が強かったのではないのか?

 

 

それで、関西地方というと圧倒的にオリックスファンよりも阪神ファンの方が多いのだが、関西の野球ファンはよく冷静に考えてほしい。関西地方には昭和時代にはセリーグ阪神タイガース以外にも、阪急ブレーブス近鉄バファローズ、南海ホークスというパリーグの球団が3つもあったのだが、それでもタイガースファンが圧倒的に多かった。しかし、それでは阪神はそんなに人気が出るほど強くてドラマがあったのかというと、僕は自分が小学校1年生だった昭和50年(1975年)からプロ野球を見ているのだが、そんなに阪神に劇的なドラマがあった記憶がない。それについては、このはてなブログに過去に記事に書いたことがある。

 

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僕はかつて兵庫県西宮市に住んでいた。亡くなった父が銀行員で全国に転勤があったので、父が大阪支店に勤務していた時は、銀行の社宅アパートが阪急西宮北口駅の近くにあったのだった。阪急西宮北口駅だから近所には阪急ブレーブスの本拠地の西宮球場があって、アパートのベランダからは西宮球場が見えたけど、阪神タイガースの本拠地甲子園球場も結構近くにあった。国鉄(今のJR西日本)の最寄り駅は甲子園口駅だった。だから、阪神タイガースの本拠地である甲子園球場が近くにあったけど、西宮球場の方がもっと近くて通っていた小学校の学区内に球場があったから、小学校には「阪急こども会」があって阪神ファンよりも阪急ファンの方が多かった。まあ、流石に阪急ブレーブスの本拠地が小学校の学区内にあれば、阪急ファンの方が多いに決まってるだろう。

それで、阪急ファンの方が多かったから小学校では「実力のある阪急、人気だけの阪神」という生徒が多かった。当時は1980年(昭和55年)だったからパリーグでは阪急と近鉄が優勝争いをしていて、阪神はたしか主力の掛布のケガもあって優勝争いからは8月初めには脱落して、毎年甲子園球場高校野球が行われるので「死のロード」に出る頃には既に優勝の望みがなかったと思う。だから、確かに「実力のある阪急、人気だけの阪神」は当たっていた。ちなみに、僕は以前にも何度か書いたが近鉄特急に乗った時から近鉄バファローズのファンになったので、近鉄を応援していた。

 

セリーグ阪神よりもパリーグオリックス(阪急)、近鉄、南海の方が強くて有名なドラマは多かったと思う。阪神の有名なドラマは1985年に日本一になったこと以外はあまりない。

 

 

だから、近鉄を応援していた僕が思うにも、阪神タイガースといえば1985年のバース、掛布、岡田のバックスクリーン3連発があって日本一になったこと、1992年に亀山、新庄、オマリーなどの活躍があって優勝争いをしたこと、2003年に星野タイガースでリーグ優勝をしたこと、2005年に日本シリーズで「33-5」で記録的な大敗をしたこと以外に何かドラマがあっただろうか?

 

思い出してみると、オリックスバファローズの前身であるオリックスブルーウェーブ、阪急ブレーブス近鉄バファローズの方がドラマは多かったと思う。1970年代には巨人のV9が終わった後に阪急がV3を達成した黄金時代があった。近鉄の場合は日本一こそはないが、1979年の日本シリーズで「江夏の21球」があって惜しくも敗れた。1988年10月19日にはロッテとのダブルヘッダーの第2試合で惜しくも時間切れで引き分けに終わって優勝を逃したが、翌年はブライアントの4連発ホームランがあってリベンジを果たしてリーグ優勝をした。しかし、有名な加藤哲投手の余計なインタビューでの一言があって、巨人に4連敗をして逆転で日本一を奪われてしまった。それ以外にも、オリックスイチローの大活躍があって1995年にリーグ優勝、翌年には日本一になるなど、オリックス、阪急、近鉄の方が関西で人気がある阪神よりも強くて、かなりドラマが多かったのは間違いない。それでもやはり関西地方では阪神ファンが圧倒的に多い。

 

 

僕は昭和50年からプロ野球を見始めたから阪神がV9時代の巨人のライバルだった時代を知らないが、やはり最近50年以内だと関西にあるパリーグ球団の方が選手育成も経営努力も頑張ってると思う。

 

 

昭和時代にパリーグの球団が3つもあった時も、阪神の方がパリーグ3つの球団よりも人気があった。だから、南海は福岡に移動して福岡ダイエーホークスになり、近鉄バファローズは消滅してしまった。阪神がこんなに人気があるのはやはり高校野球が行われる甲子園球場を本拠地としていること、僕がプロ野球を見始める前の昭和40年代には常に阪神が打倒巨人に燃えるライバルチームだったからということは、父とおじさんたち(長男だった父の弟)から聞いてるから知ってるが、やはり阪神が強かった昭和50年以前のプロ野球を知らない者からすると、なんか阪神が関西で異常に人気があることには違和感を覚える。

 

関西地方では阪神が強かったことを知らない僕より下の世代の若者も阪神ファンになっているが、今のような状態では阪神は優勝する可能性が低いことをよく知っておくべきだと思う。「阪神はフロントの選手起用がおかしい」ということを、阪神OBの江本などの解説者はよく言ってるが、最近は10年以上も阪神には大したドラマがないので、阪神よりもよほど努力をしていて、パリーグを連覇した強いオリックスファンに変わることも考えるべきである。