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選挙で一票の格差を理由に地方切り捨てをするのはやめるべきだ

衆議院補欠選挙でも問われる「1票の格差」 裏金事件の「政治とカネ」問題だけじゃない、もう一つの注目点 【やさしく解説】1票の格差とは(1/6) |  JBpress (ジェイビープレス)

一票の格差を理由に大都会の小選挙区が増やされている一方で、田舎の小選挙区はどんどんと減らされている。僕の住む東北の宮城県でも小選挙区が6から5に削減された。これではますます地方切り捨てと過疎化が進む一方だ。

 

 

今は選挙期間中なので、またこの選挙の話題についてブログに書くが、小選挙区での「一票の格差」を理由に東京大阪という大都市の選挙区がどんどんと増えて、一方で地方、特に人口が少ない農村、漁村などの選挙区はどんどんと減らされている。

 

僕の住む宮城県も確か前回の衆議院選挙から小選挙区の見直しがあって、宮城県の小選挙区は6区から5区に減らされた。隣の岩手県などは東京の10倍以上の面積があるのに、前回の選挙から選挙区はたったの3つに減らされている。これではますます地方の住民の生活の不満の声が国会に届きにくくなって、地方切り捨てが進むだけだ。東北地方の仙台に住む人間にとっては、東北地方の小選挙区が一票の格差を理由にどんどんと減らされている事実には本当に腹が立っている。

 

ja.wikipedia.org

 

こちらがウィキペディアの一票の格差の説明だが、日本と同じ先進国の欧米でも一票の格差を無くす努力はなされているが、日本とは選挙制度が違うから一概には比較ができないが、ドイツでは小選挙区でも約5倍の格差がある選挙区があるという。

 

 

そんなに都会の選挙区は一票の重みが地方に比べて軽いから都会の選挙区を増やせというのなら、都会に住む人たちは小選挙区に投票をする時には人口が少ない田舎の選挙区の立候補者に投票する制度にすればいい。今はネットがあるから自分が住んでいる地域ではない田舎の立候補者の訴えも理解できるだろう。

 

 

だいたい、東京大阪周辺の大都会と1区現象とも言われている県庁所在地のある人口30万以上の都会と田舎では人口密度が違うのだから、当選するために得る票の数が都会では多くなるのは当たり前のことだ。東京の住宅地では10満票を得ないと当選できなくて、田舎では2満票で当選できるのは当たり前のことに決まっている。これを理由に田舎は面積が東京都の数倍の選挙区になっているが、それでは田舎に住む人たちの生活の苦労が国会に届かなくなってしまい、ますます地方切り捨てと過疎化が進んでしまう。

 

一票の格差を理由に東京大阪周辺の選挙区を増やして田舎の選挙区を増やすのは絶対におかしいから、一票の格差をなくすためには大都会に住む人たちは選挙で小選挙区に投票するときには、都会に住んでいても田舎の小選挙区の立候補者に投票すればいい。今はネット社会だから、遠く離れた田舎の立候補者の訴えだって理解することができるだろう。そうでなかったら、選挙期間中は都会に住んでる人たちは仕事は有給休暇を取って田舎に移住をして、田舎の選挙区で投票すればいい。これで一票の格差を縮めることができる。