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兵庫県知事選挙の斎藤前知事の当選はヒトラーの当選と似ているのでは?

兵庫県知事選挙 舞台裏で何が?斎藤元彦前知事が勝利 パワハラ疑いなど告発文書問題で県政混乱の兵庫県 | NHK | WEB特集 | 兵庫県

斎藤前知事のパワハラで2人の兵庫県職員が自殺したとマスコミが報道しているが、SNSではそれが濡れ衣だと書かれており、選挙では兵庫県民はSNSを信じて斎藤氏が再選された。東北の仙台ではよくわからない事態である。

 

 

昨日、11月17日の夜にとてもびっくりしたニュースがあった。大手マスコミの報道によると、パワハラで2人の県職員を自殺に追い込んだと報道されている斎藤元彦前兵庫県知事が、再び県知事選挙で当選したというのである。兵庫県民は本当に変わった選択をしたものだと思う。

 

僕は父が全国と海外にも支店がある大手銀行に勤務していたから、今は東北の宮城県仙台市に住んでいるが、小学校卒業の時は兵庫県の西宮市に住んでいた。最寄りの駅は今は巨大ショッピングモールのガーデンズがある西宮北口駅だった。でも、僕が住んでいた昭和時代はまだ阪急ブレーブス(現オリックス・バファローズ)の西宮球場があった。

 

だから、東北の宮城県と兵庫県だから現地での斎藤前知事の評判は詳しくはわからないが、ネットでは「大手マスコミの斎藤叩きのニュースよりもXなどのSNSの情報の方が信用できる。ネットの情報だと斎藤前知事がパワハラで職員を自殺に追い込んだとかいうニュースは、ほとんどが濡れ衣だ」というニュースで溢れている。そして、多くの兵庫県民はマスコミの報道よりもSNSに書かれていることの方を信じたという。

 

東北の仙台からでは近畿の兵庫県の事情はよくわからないが、斎藤前知事が再選されたことはヒトラーが選挙で首相に選ばれた時と似ていると思う。ヒトラーが当選した時もヒトラーが党首のナチス党は独自の党の機関紙を作り、ラジオを使って国民に訴えて巧みな選挙戦を行って勝った。

 

 

もう一度書くが、東北の宮城県仙台市では現地の兵庫県の様子はよくわからないが、斎藤前知事の当選はヒトラーが選挙で合法的にドイツ国の首相に、その後は首相と大統領を兼ねて総統になった経緯と何か似ているように思う。ヒトラーが選挙で首相に選ばれた時もマスコミ、特にドイツの海外のマスコミは批判したが、ヒトラーのナチス党は既存のマスコミの批判は無視して、ヒトラーと宣伝相のゲッベルスがラジオ番組で直接国民に訴えて、また、ナチス党独自の新聞を発行してドイツ国内に支持者を増やしていった。もちろん、当時のドイツは第一次大戦に敗北したのでベルサイユ条約ですごい額の賠償金の支払いを強要されていたという、兵庫県知事選挙とは単純に比較できない背景もあるが、やはり、報道のプロであるマスコミのニュースよりもSNSというアマチュアのニュースが信用されたというのは、ヒトラーが首相に選ばれた時と似ている気がする。

 

もちろん、僕も日本のマスコミを全部信じているわけではない。わかりやすく言えば、スポーツ報道でも読売新聞系は巨人支持を全面に打ち出すし、朝日新聞系は高校野球の美談ばかりを報道している。NHKの歴史特集番組では特に7月と8月に日中戦争から大平洋戦争の反省ということで、太平洋戦争末期の日本軍の大失敗の特集番組ばかり作って、軍隊と戦争の批判ばかりをしている。こういうマスコミの偏向報道に嫌気が差している人は多いと思うし、僕もその一人である。

 

しかし、斎藤元彦前知事がパワハラで2人の職員を自殺に追い込んだのは本当に濡れ衣だったのだろうか?また、兵庫県の全市町のうち23人の市長が斎藤前知事を支持しないと表明しているのに、それでもSNSに書いてあるニュースの方が正しいのだろうか?斎藤前知事が正式に再び知事になって県議会が始まれば、再び県議会で追及されて真実が明るみになることを心から願う。