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トランプ大統領の提案ではウクライナ戦争は終わらない

トランプ大統領はロシア寄りのウクライナ戦争の停戦交渉をしていて、ウクライナに停戦の見返りとして地下資源を求めており、さらにウクライナのNATO加盟は非現実的だとかなり厳しい条件を突き付けている。

 

 

www3.nhk.or.jp 

 

アメリカのトランプ大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領が2月28日にアメリカを訪れると明らかにしました。欧米の複数のメディアは、トランプ大統領が支援の見返りとして求めているウクライナ国内の鉱物資源の権益をめぐってアメリカとウクライナが合意したと伝えていて、両国のぎくしゃくした関係の改善につながるのか注目されます。

 

(中略)

 

実際、トランプ大統領は今月ベッセント財務長官をウクライナに派遣したものの、合意にいたらなかったことに明らかに不満を示し、ゼレンスキー大統領のことを「独裁者」とまで呼んで非難してきました。政権幹部らも「トランプタイムで動いている」と述べていて、いますぐに結果を出す必要性があるという認識を示してきました。その結果、ウクライナが繰り返し求めてきた「安全の保証」がどう確保されるのかは見えてきません。

トランプ政権はウクライナのNATO加盟は非現実的だとしているし、アメリカ軍のウクライナへの軍の派遣も否定的な立場です。この点では、ヨーロッパにより役割を果たすよう求めている最中です。

「安全の保証」をめぐり、アメリカメディアは事前に合意に具体的な内容は盛り込まれない見通しだと伝えています。いわば肝心の問題は後回しにしている印象もぬぐえず、停戦に向けた道筋は依然険しいのが現状です。

 

トランプ大統領の率いる共和党政権はかなりロシア寄りの態度を取っており、ウクライナはアメリカも参加しているNATO陣営に入るために3年間も4万人以上もの一般国民を含む戦死者を出しているのに、ウクライナのNATO入りを歓迎していないようである。実際、アメリカの共和党支持者の70%位はウクライナがNATOに入ることには興味がなく、ウクライナの3年間にも及ぶロシアとの戦争の努力を無視しているようだ。

 

トランプ大統領はアメリカファーストの政策だから、アメリカの利益にならないウクライナ戦争はとにかく早く終わらせたいようだ。アメリカの共和党支持者たちもウクライナがNATOに加盟するかどうかは興味がないという。

 

 

しかも、ウクライナの資源をアメリカに譲渡する条件に合意しないとウクライナへの支援を継続しないとか、血も涙もないとしか言いようがない。まあ、トランプ大統領のアメリカ第一主義の政策だと、アメリカの利益にならないことは何もしないのだろうから、初めからトランプ大統領のウクライナ戦争停戦案というのには期待していなかったが、こんなにウクライナに対して残酷な条件を押し付けるとは思わなかった。

 

それに、仮にロシアとウクライナが停戦したとしても、停戦を監視するためにNATO軍がウクライナ領内に駐留することをプーチンに認めさせるぐらいの条件を付けないと、ロシアは停戦で国内の力が回復したらまたウクライナを攻撃するだろう。さらに、ロシアが一方的にロシア領に併合を宣言したドネツク州、クリミアなどもウクライナに返還するという条件も付けないといけない。

 

だから、かなりロシア寄りの停戦案を提案しているトランプの仲介では、ウクライナ国民が絶対に納得をしないから、ウクライナ戦争の停戦はまだかなり難しいだろう。