![]()
- 仲代達矢さんがお亡くなりになりましたが、僕にとっては仲代さん出演映画の代表作といえば「影武者」「乱」「二百三高地」の3作です。ご冥福をお祈りいたします。
- 仲代さんは戦前生まれで戦争の空襲も体験されているから、仲代さんが演じる軍人、侍はカリスマがあって本物に見えた。仲代さんの映画は特に今のCG満載のアクション映画、アニメ映画が好きな若い人たちに見てもらいたい。アナログ時代にいかにアクションシーンを撮影していたかを知ってもらいたい。
仲代達矢さんがお亡くなりになりましたが、僕にとっては仲代さん出演映画の代表作といえば「影武者」「乱」「二百三高地」の3作です。ご冥福をお祈りいたします。
主に黒澤明監督の映画で活躍された仲代達矢さんが8日にお亡くなりになしました。心からご冥福をお祈りします。
仲代さんが出演された映画といえば、黒澤明監督の「影武者」「乱」「用心棒」「椿三十郎」を見た。黒澤監督以外の作品では「二百三高地」「人間の条件」などを見た。それ以外にも1967年に公開された「日本のいちばん長い日」では、ナレーションを担当していた。それ以外にも仲代さんが出演されたドラマを見たことがあるけど、役柄は侍、武将の役、軍人の役が多い。やはり戦争映画と時代劇をよく見る僕にとっては仲代さんの演じる役といえば、侍か軍人の役ばかりという印象がある。
僕にとっては仲代さんが主演した映画ですごく印象に残っているのは、「二百三高地」、「影武者」、「乱」の3作。これらの3作では仲代さんは本物の軍人、武将を彷彿とさせるようなカリスマ性のある演技をしている。何というか、今の50代の役者が戦前戦中の軍人、戦国時代の武将を演じてもどうしても軍人、武将には見えない。でも、仲代さん、あるいは仲代さんと同世代のように戦前生まれの人が演じると本物に見えるから不思議だ。やはり戦前戦中戦後という激動の時代を生きてきた背景があるから、本物の軍人、武将に見えるのだろう。
仲代さんは戦前生まれで戦争の空襲も体験されているから、仲代さんが演じる軍人、侍はカリスマがあって本物に見えた。仲代さんの映画は特に今のCG満載のアクション映画、アニメ映画が好きな若い人たちに見てもらいたい。アナログ時代にいかにアクションシーンを撮影していたかを知ってもらいたい。
仲代達矢の演技で面白いエピソードというと、黒澤監督の「乱」で三の城での血みどろの凄まじい攻防戦があるのだが、最後には三の城は炎に包まれて落城して天守にいた仲代が演じる一文字秀虎は発狂して呆然として天守から出てくる段取りだった。そこで黒澤監督から「あまり早く天守から出てきてしまうと台無しになるから、ある程度炎がまわってから出てくるように」という指示を仲代は受けていた。そこで、仲代の方も黒澤監督を驚かしてやろうと思い、ギリギリまで天守から出てこなかった。黒澤が仲代を心配してカットの声をかけようとした時にやっと仲代は出てきた。仲代は顔に軽い火傷を負うくらいまで炎がまわった天守にいて我慢していたという。
それ以外にも仲代さんが出演されていた映画への思い入れは色々とあるけど、仲代さんが出演されていた映画は、特に最近のアニメ映画、あるいはCGのアクションシーンが多い映画ばかりを見ている若い人たちに見てもらいたい。ネタバレになるが、黒澤監督映画の「椿三十郎」でのラストの三船敏郎が演じる椿三十郎と仲代達矢が演じる敵役との居合抜きを使った決闘シーンは、今のCGを使ったアクションシーンに比べれば迫力がないかもしれないが、1960年代当時は観客をびっくりさせたのだった。こういう古い映画のアクションシーンを、今の若い人たちに見てもらいたいと思う。