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シミュレーションゲームをプレイしていたが、あまり勝ったことがなかった。(苦笑)

僕は歴史シミュレーションゲームは好きだったが、小学校卒業まで引っ越しを繰り返していて長い付き合いの友達がいなくて人見知りだったので、友達とゲームで対戦していると気の弱さが出てゲームで負けることが多かった。

 

 

前のブログ記事で中学校3年生から20代前半まで歴史シミュレーションゲームにはまっていたことを書いたが、僕はゲームで友達と対戦をしてもあまり勝ったことがなかった。シミュレーションゲームをプレイする時は、今のようなPCゲーム、ビデオゲームのようなコンピューターAIとの対戦ではないから、友達と1対1かで対戦するか、あるいは上に写真を載せたような近世イタリアでの都市戦争をゲームにした「マキャベリ」の場合は、3人以上でマルチプレイをすることになる。マキャベリのようなゲームだと5人くらいのマルチプレイが一番面白い。

 

だが、1対1の対戦プレイ、5人位のマルチプレイでも僕はゲームで負けることが多かった(苦笑)。これは、高校生の頃の僕のメンタルと関係してくるのだが、僕のブログの常連の人なら知ってるように、僕の父は銀行員で転勤が多かったので家族は僕が小学校を卒業するまでに東京、大阪、名古屋という大都市圏全部に住んだ。それで、仙台には中学校入学から住んだので、幼馴染の絆が深い友達がほとんどいなかったのである。また、かなり人見知りをする性格でもあった。だから、「ゲームで対戦プレイしている友達に完勝してしまって、相手を怒らせてしまったら絶縁状態になってしまうのではないのか?」という、転校生特有の気の弱さがどうしても出てしまうのだった。

 

また、マキャベリ、戦国時代の日本の戦(いくさ)を3人以上のマルチプレイヤーでプレイするゲームでは、同盟と裏切りがゲームに付き物なので、マキャベリでプレイヤーAと同盟をして自分の国が強くなると、今度はプレイヤーBから同盟を持ち掛けられて、Aとの同盟を急に裏切って、Bと同盟をしてAと戦いを始めるというのがこういうマルチプレイヤーゲームの面白さだった。僕も歴史マニアだから、ゲームをしてこういう同盟裏切りなどを追体験したかったのだが、「ゲームが終わった後に学校生活で、この前はよくもゲームで裏切りやがったなというふうに恨まれたりしないだろうか?」という心配が、人見知りの僕の心の中で当然ながら、出てしまうのだった。

 

 

ゲームマニアの友達は「シミュレーションゲームで負けたとか、マルチゲームで裏切られたくらいで絶交する奴なんていないから、そんなことは気にしなくてもいい」と言ってくれたが、人見知りで友達が少なかった僕はどうしても強気にプレイすることができなかった。(苦笑)

 

 

僕が通っていた高校は公立の進学校だからまあまあモラルの高い友達が多かったから、「シミュレーションゲームで負けた、裏切られたくらいで絶交するなんてことはないよ。お前とゲームをプレイしていると、お前の戦術は弱気すぎると思う。もっとガンガンと攻めたり、マルチプレイなら同盟と裏切りを繰り返すのがシミュレーションゲームというものだぞ」などと、友達からはアドバイスされたのだが、やはり、子供の頃から転校が多くて友達の少ない僕は、やはりどうもゲームで強気に攻めることができなかった。(苦笑)

 

僕と同じように、「シミュレーションゲームであまり勝てないのですが」という悩みをホビージャパンから出版されていたゲーム雑誌に投稿していた人がいたが、雑誌の編集部は「シミュレーションゲームの楽しみは歴史イベントを追体験することですから、あまり勝敗にこだわる必要はないと思います。ですが、あまりゲームの戦術とかが難しくてよくわからないのなら、入門ゲームからもう一度研究してみてはどうでしょうか?」というありきたりの回答が書いてあった。

 

まあ、確かにシミュレーションという娯楽の目的は歴史イベントの追体験であり、別に勝敗のこだわる必要はないのだれど、やはり、囲碁将棋、麻雀などと同じように、ゲームは勝った方が楽しいのは当たり前だろう。