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ブルーインパルスの隊員になるのはどれくらい難しいのか?

東北の空に描く夢】(上)〝弟子に〟伝授する年 ブルーインパルスパイロット(1/2ページ) - 産経ニュース

 

 

8月27日日曜日に松島基地航空祭に行ってブルーインパルスの展示飛行を見てきたことは前のブログに書いたが、果たして航空自衛隊パイロットの中でも、えり抜きのトップガンたちで編成されたブルーインパルスの隊員になるのはどれくらい難しいのか?

 

 

僕は仙台市内の進学校に通っていて、東北大学法学部に現役で入った友達は体操部の選手という文武両道だったが、彼でも体力に自信がなくて防衛大学を断念した。

 

 

これはもう天文学的な難しさである。個人情報ではあるが、僕は宮城県仙台市に住んでいて仙台一高といういわゆる旧制ナンバースクールに通っていた。僕が通学していた昭和時代後期は当時はまだ学区制があったので仙台市周辺部南学区の生徒しか通学できなかったけど、今の宮城県全県学区だと宮城県内の優等生が集まってくる進学校である。

 

それで高校2年生の時に、友達のM君の全国統一模擬試験の結果を見たら「防衛大学 B判定」と書いてあった。彼は1年数か月後の大学入試の時には東北大学法学部に現役で合格したが、M君は体操部で器械体操をしていて鉄棒の大車輪、吊り輪などの競技で2年の時から宮城県高校総体に高校代表の選手として出場していた。ウォームアップの時には縄跳びの二重跳びを500回くらい軽くこなしていた。つまり、進学校にたまにいる文武両道である。そのM君でも防衛大学を卒業して航空自衛隊に入っていたら、パイロットになってブルーインパルスになるのは無理だったかもしれないというくらい、ブルーインパルスの隊員になるのは難しい。

 

 

ブルーインパルスの隊員になるためには文武両道を究極に極めないといけないので、東京大学法学部を卒業してキャリア官僚になるよりももっと難しい。プロの野球選手、サッカー選手になるよりも難しいだろう。

 

 

つまり、いくら東北大学、東京大学に合格者を出す私立公立の進学校の生徒でも、有名大学進学だけを目指して文科系部活に所属していて、高校の授業が終わったら塾、予備校に行っているような学生はブルーインパルスの隊員になるのは不可能である。進学校に通っていて、さらに野球部サッカー部などの授業が終わったらハードな練習をする体育会系部活に所属をしていて、全国大会に出場するか都道府県大会の決勝戦にまで勝ち進むという、文武両道の生徒しかブルーインパルス隊員の候補にはなれない。

 

だから、私立か公立の進学校に入学をして東京大学医学部か法学部に現役で入って、医学博士か省庁に入って官僚になるのとブルーインパルスの隊員になるのとどちらが難しいかというと、後者の方が圧倒的に難しい。ブルーインパルスの隊員になるためには、ハイレベルな学力プラスハイレベルな体力が要求されるのである。プロ野球選手、プロサッカー選手になるよりもブルーインパルス隊員になる方が難しいかもしれない。なぜなら、プロ野球選手は毎年ドラフト会議で育成も含めると12球団から1000人近くが指名されるが、ブルーインパルスの新規隊員は1年間で10人~20人しか取らないからである。

 

僕も今までにブルーインパルスの本拠地がある航空自衛隊松島基地に5回ほど行ったが、矢本駅前にあるブルーインパスルグッズを売っている喫茶店で、日本全国のブルーインパルスイベントを追って北は北海道から南は沖縄まで旅行しているという、「ブルーインパルスオタク」のおじさんに会ったことがある。おじさんはブルーインパルスの動画を撮影して、それをYOUTUBEにあげてYOUTUBERとして生活をしているようだった。

 

youtu.be

 

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こちらは僕が8月27日の松島基地航空祭で撮影をしたブルーインパルスの展示飛行の動画。まだ、ブルーインパルスの動画を撮影するのは2回目だから、あまり良い動画は撮れなかった。それに僕が撮影に使用をしたスマホとデジカメではこれが限界だったという問題もあったと思う。

 

というわけで、今回は8月27日に行われた松島基地航空祭でブルーインパルスの展示飛行を撮影したこと、ブルーインパルスの隊員になるのがどれくらい難しいかということについてブログ記事に書きました。