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JR東日本よりも私鉄の方が在来線特急のサービスはマシだ

新型特急スペーシア X(SPACIA X)特設サイト | 東武鉄道公式サイト

 

JR東日本のサフィール踊り子のカフェテリア(食堂車)よりも、東武鉄道のスペーシアXの食堂車サービスの方がわかりやすかった。スペーシアXでは食堂車で座って食事をすることは基本的にできず、ネットで注文した商品を受け取るだけだった。

 

 

前回のブログ記事ではJR東日本の観光特急サフィール踊り子に関する文句を書いたが、今日はサフィール踊り子の前日に乗った東武鉄道の豪華観光特急スペーシアXの車内サービスについて書こうと思う。

 

2月18日の日曜日の午前に品川から熱海までJR東日本のサフィール踊り子に乗ったが、その前日の午前には東武浅草からとうきょうスカイツリーまで東武鉄道のスペーシアXに乗った。この列車の1号車にも後方展望が見れるラウンジカーがあり、そこにカフェがあるが、そこを利用できる客は6千円ほどの格高チケットを買ってラウンジカーに座っている乗客が優先されており、それ以外の座席の客は基本的にはカフェではドリンク、デザートなどを受け取ることしかできない。

 

ドリンク、デザートは乗客の座席にカフェ紹介のシートが置いてあり、そこからQRコードを読み取るとカフェの商品が注文できるというシステムである。それで、自分の携帯のメルアドを入力すると、20分後にカフェに受け取りに来てくださいというメッセージが送られてくるので、受け取りに行くのである。僕もこのシステムを使ってカフェで高級アイスクリームを受け取った。

 

JR東日本のサフィール踊り子のような、「乗車前の事前予約をしなくても、誰でもカフェテリア車に座って何か食べれるのだろう」と期待させるようなわかりにくいシステムよりも、東武のスペーシアXのような、カフェ車両で食事をできるのは初めから浅草~日光間の運賃は普通列車で行けば1400円だけど、その数倍の運賃を払った人しか利用できません。展望車のチケットを持ってない方はカフェで座って食事はできませんというシステムの方が、乗客にとってはわかりやすいと思った。

 

 

近鉄しまかぜは6両編成なので8両編成のサフィール踊り子よりも乗客数が少ないから、食堂車で乗客に余裕のあるサービスができる。しまかぜに乗った時に事前予約をしなくても、食堂車でドリンクとデザートを座って食べられた。

 

 

僕は大阪の難波から賢島までを走る豪華観光特急のしまかぜに乗ったこともあるが、こちらのシステムも東武のスペーシアXに近いものだった。難波から賢島まで全路線乗っても2時間半ほどで着いてしまうので、はじめから食事などを30分くらいかけて食べることはできず、確か1人当たり長くても20分しか、カフェには座ることができないというシステムだったと思う。だから僕もドリンクとデザートを注文して10分間カフェ座った。それに、サフィール踊り子が8両編成なのに対してしまかぜは6両編成で家族団体向けの個室だけという車両もあるから、元々乗れる乗客の数が踊り子よりも少ない。少数精鋭の乗客に対するサービスがコンセプトなのである。

 

つまり基本的に、JRグループは新幹線、通勤列車などのビジネス客と学生の輸送は上手なんだが、数が少ない観光特急は地域密着型の私鉄とは違って下手だと思う。私鉄は完全にその地域の住民に密着してサービスをしているが、JRはどちらかというと新幹線をメインに稼いでいるから、あまり地域密着型ではないと思う。JR東日本は東京が本社で、JR西日本は大阪が本社だから東京と大阪の幹部がほとんどを決めてしまう。だから、採算の取れないローカル線は廃止とか、地方を見捨てるなどの地域の声を無視した運営になってる。これは、JRグループはどこも路線の総延長が長いから、私鉄とは違って地域密着は無理という事実もある。