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イスラエルがずっとアラブ諸国と戦争を続けている原因とは?

イスラエルとパレスチナの戦争をめぐり、芸術文化関係者が即時停戦を呼びかけ|美術手帖

 

ユダヤ人国家イスラエルと周囲のアラブ諸国との戦争の原因は、第二次世界大戦直後にホロコーストで虐殺されたユダヤ人が可哀そうなので、ユダヤ人の聖地であるエルサレムがある中東にイスラエルを建国するのを国連が承認したこと。

 

 

今はイスラエルが周囲のアラブ諸国との戦争が激化していて、このニュースを聞いている日本人たちもうんざりしているだろう。イスラエルは1948年の建国以来、ずーっとこの状態が続いている。イスラエルが戦争、地域紛争をしていない時はなかったというくらいに、周囲のアラブ諸国と戦争と紛争が続いている。

 

それではなぜいつもイスラエルは周囲のアラブ諸国との争いが絶えないのかというと、その理由は簡単にいえばアラブ人が千年以上も平和に暮らしていた中東のパレスチナに、第二次大戦直後に急にユダヤ人国家のイスラエルを建国することを国際連合が認めたから。彼ら欧米からパレスチナに移住をしてユダヤ人国家であるイスラエルを建国した人たちは、ヨーロッパから移住した人たちはヒトラーのナチスによるホロコーストを何とか生き延びた人たちであり、ホロコーストでユダヤ人が600万人も虐殺されて可哀そうだという状態だったので、特にナチスドイツと戦って強制収容所を解放した米英の助けを借りてパレスチナにユダヤ人国家イスラエルを建国したのである。

 

それでは、なぜ世界中を探せばほとんど人が住んでいない土地はいくらでもあるのに、中東のパレスチナにイスラエルを建国したのかというと、パレスチナにはユダヤ教徒の聖地であるエルサレムがあり、ユダヤ教の聖人であるエホバ、キリストがユダヤ教の教典である旧約聖書によると、彼ら聖人が生活していたのがエルサレムだから。だから、ホロコーストで大量虐殺をされたユダヤ人は可哀そうで、しかももうヨーロッパでキリスト教徒と共に生活するのが困難だと判断されたので、ユダヤ人幹部の意向を尊重してエルサレムのあるパレスチナにイスラエルを建国することを、特に米英がバックアップしたのだった。

 

 

僕はおばあさんが杉原千畝から命のビザをもらえたので、ホロコーストを生き延びたという元ユダヤ人のドイツ人女性とドイツで会って話をしたことがあるが、彼女の家族はイスラエル建国に反対しており、「ユダヤ人国家を建国するなら、地球上で人がほとんど住んでいない土地に平和に建国するべきだった」という意見を述べた。

 

 

しかし、僕は2006年にドイツのハノーファーでおばあさんが杉原千畝さんに命のビザを貰えたので、ホロコーストを生き延びることができたというドイツ人女子大生が言うには、そもそもアラブ人が平和に千年以上も生活していた土地に軍事力でアラブ人たちを追い出して、ユダヤ人国家のイスラエル建国したことが間違いだったと言っていた。彼女が言うには、

「別にユダヤ人の聖地であるパレスチナからアラブ人を数百万人も軍事力で追い出してイスラエルを建国しなくても、世界中を探せば人があまり住んでいない土地なんていくらでもある。北米大陸のどこか、アフリカのサバンナ、ブラジルの奥地、シベリアのどこかとか、人が住んでいない土地はいくらでもある。そういう人口が少ない土地にユダヤ人国家を建国すれば、今のようにアラブ人と戦争になることはなかった。

 

そもそも、ユダヤ人がホロコーストで虐殺されて可哀そうだから、ユダヤ人幹部たちの第一希望の土地だったユダヤ教聖地のエルサレム付近に国を建国したのが間違いだった。戦後にユダヤ人国家を建国した時に、ほとんど人がいない土地に国を作るべきだった。私の家族もうみんながキリスト教徒に改宗したからユダヤ人ではないけど、家族みんながユダヤ人国家のイスラエルは建国を断念して、欧米に帰ってキリスト教徒と一緒に生活するべきだという意見だ」。

 

僕と元ユダヤ人(ユダヤ人=ユダヤ教徒)だったドイツ人女子大生がハノーファーで会った時の会話のブログ記事はこちらのサイトに書いてある。

 

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