今日は久しぶりに世界情勢について記事を書こうと思います。こんな暗い記事は読みたい人はあまりいないかもしれませんが。写真はガザ地区に集結するイスラエル軍の戦車の大群。
ガザに本拠地を持つパレスチナの武装組織ハマスがイスラエルに対してロケット弾攻撃を行い、イスラエル軍がそれに対していつものように報復の空爆を行って、それに対してハマスが空爆1回に対してイスラエル人、欧米人の人質1人を殺害すると警告をして、ガザを巡る状況が毎日悪化していることはみんなもニュース記事でよく知っていると思う。
これはどちらが悪いと決めつけられることではないが、僕自身はイスラエル政府の方を非難する。イスラエルの諜報機関であるモサドは事前にガザにいるハマスがイスラエル国内にミサイル攻撃を行うという情報を入手していたけど、ガザを攻撃する口実にするために、入手していた情報をイスラエル軍と民間人に知らせず、ミサイル攻撃を行わせたという情報するある。
だいたい、イスラエルのネタニヤフ首相が率いるリクードというイスラエルの政権政党自体が極右の反アラブ政権であり、「ナチスドイツのヒトラーにホロコーストを行うように提案したのは、パレスチナ指導者のアミーン・フセイニーである」というちょっと意味不明な主張を何度も行っている。
ネタニヤフのウィキペディアの説明。かなり過激な反アラブ主義者で、アメリカを訪問した時は、イスラエルへの軍事支援に消極的だったアメリカのオバマ大統領を厳しく非難していることなどが書いてある。
過去に僕は「なぜ人類の悲劇というと『ホロコースト』ばかりが取り上げられるのか?」という記事を書いたことがあるが、だいたい、ホロコースト映画は200本近くも存在するのに、イスラエル軍がパレスチナ人などのアラブ人を攻撃して虐殺している映画というのはほとんど存在しない。まあ、世界一大きなアメリカの映画の都であるハリウッドというのはスピルバーグがユダヤ人であるように、ユダヤ人の力がすごく大きいので、ハリウッドがホロコースト映画をたくさん作っているからやはりホロコースト映画が異常なほどに多くて、一方でユダヤ人の暗部であるイスラエル軍(イスラエル人=ユダヤ人)がアラブ人を虐めている映画というのは、ハリウッドは作りたくないのだろう。こちらが、僕が過去に書いた記事。
deutschland-lab.hatenablog.com
また、僕は過去に「私のおばあさんはリトアニア大使だった杉原千畝さんに命のビザを貰って、それのお陰でホロコーストを生き延びることができた」という元ユダヤ人女性に、ドイツで会って話をしたことがある。しかし、彼女と彼女の家族はイスラエル建国後に始まったイスラエル軍対アラブ諸国の中東戦争を見て、「結局、ユダヤ人もイスラエル建国のためにナチスドイツと同じように戦争をしている」と思って嫌気が差して、家族でユダヤ教徒からキリスト教徒に改宗してユダヤ人であることを止めたと言っていた。彼女と彼女の家族のように、「ユダヤ人はキリスト教徒と一緒に欧米で普通に生活が出来るから、別にイスラエルなどというユダヤ人国家は必要ない」と主張しているユダヤ人は、世界中にけっこうたくさんいるようだ。
とにかく、世界中から入ってきているニュースを聞くと、ユダヤ人の平和主義者も今回のネタニヤフ政権によるガザ攻撃を非難しているようだ。確かに、アラブの過激組織のハマスとそれを支援しているイランは大問題だが、ガザにいるパレスチナ難民を全滅させるような勢いで、イスラエル軍を集結させているネタニヤフ政権のイスラエル軍の軍事行動はやりすぎだ。