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なぜ日本には巨人ファンが多いのか?

巨人 4年ぶり39回目のセ・リーグ優勝 プロ野球 | NHK | #プロ野球

日本には巨人ファンが多いが、理由は全試合を地上波か無料衛生放送のテレビ中継で見れるのは巨人戦だけだから。僕も仙台に東北楽天ができる前はこれが理由で巨人ファンだった。

 

 

僕は今は仙台に東北楽天ゴールデンイーグルスがあるから楽天ファンだが、楽天が仙台に誕生する前の2004年までは巨人ファンだった。僕以外にも日本全国には巨人ファンがすごく多い。はっきり言うと日本のプロ野球ファンというのは、巨人ファンかアンチ巨人かの2つに分けられるほどに巨人ファンが多い。ダウンタウンの浜田も元プロ野球選手で主に近鉄でプレイをしていた金村も、甲子園球場の近くに住んでいたのに巨人ファンだった。高校時代にPL学園で大活躍をした清原と桑田も巨人ファンであり、2人とも巨人でプレイすることを希望していた。

 

どうしてこんなに日本全国に巨人ファンが多いのかというと理由は簡単で、全試合が地上波か無料衛生放送でテレビ中継されるのは巨人戦だけだから。他の11球団の試合は、例えば僕がファンである楽天の場合は楽天の本拠地がある仙台の球場で試合がある時には、仙台の放送局が地上波で中継することが多いが、アウェイのソフトバンク本拠地の福岡、日本ハム本拠地の北海道で試合をする時は地上波でも無料衛星放送でも見れないから、ネットで見るかラジオを聴くしか試合を観戦する方法がないのである。でも、巨人戦だけは日本全国で地上波か無料衛生放送で全試合を見ることができる。だから、巨人ファンは日本全国に多いのだ。

 

僕が仙台に楽天ができる前は巨人ファンだった理由もこれだった。まあ、それ以外にも僕が野球に興味を持って友達と野球をして遊び始めたのは、大手銀行員で日本全国を転勤して仕事をしていた父が東京本店勤務で、目黒区にある社宅アパートに住んでいた時だったのも原因の一つだ。

 

 

僕は父が全国に支店がある大手銀行員の息子だから、小学校時代に広島カープがある広島と阪神タイガースがある西宮にも住んだが、それでも巨人ファンをやめなかった。でも、今は有料インターネット放送で巨人以外の11球団の試合も全試合見ることができるので、巨人ファンはどんどんと減っているようだ。

 

 

東京に住んでいたのは小学校3年の6月までであり、その後、小学校卒業までにカープがある広島とタイガースの本拠地の甲子園球場がある西宮にも住んだが、それでも巨人ファンをやめる気にはなれなかった。理由はやはり全試合がテレビで見れたのは巨人戦だけだったから。広島に住んだ時には同級生は広島カープファンばかりだったから、カープファンの友達から広島に住んで1年以上経った頃に、「お前はまだ巨人ファンなんか?広島市民なんじゃけんそろそろカープファンになれや。巨人なんて何がええんじゃ?」などと言われたこともあったが、「でも、カープの試合は広島でやる時と後楽園(昔の巨人の球場)でやる時はテレビで見れるけど、神宮(ヤクルトの球場)、甲子園(阪神の球場)とかでやる時にはテレビで見れへんじゃろ?だからカープ応援する気にはなれんのじゃ」と僕は反論した。これはやはり生まれも育ちも広島の広島人の子供と、転勤族の子供との違いだったから仕方がないことだった。

 

それで、今はインターネットがあるから、有料ネット放送で巨人以外の11球団の試合も月額2000円くらい払えば全試合が見れるようになった。やはりそれが理由なのか、今では土曜日日曜日に伝統の巨人阪神戦があっても地上波テレビ中継はやらなくなった。でも、20年ほど前にネットが普及する以前は巨人戦は全試合を地上波で放送していた。特に伝統の一戦である巨人阪神戦が週末にあると、視聴率は20%近くで次の日のスポーツ新聞でも大きく取り上げられた。

 

でも、やはり今はネットで巨人戦以外の11球団の試合も見れるから、どんどんと巨人ファンは減っている。仙台の場合も2005年に東北楽天が仙台にできた時に、巨人ファンはほぼ全滅をして、僕の周りにも巨人ファンという人は誰もいない。