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オフサイドを知らないでサッカーの試合を見ていた(笑)

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今日も僕が若かった頃の出来事についてブログに書こうと思います。僕が高校3年生の時に、サッカーワールドカップのメキシコ大会があって、マラドーナが率いるアルゼンチンが優勝しましたが、この大会の衛星中継を父とライブで見てました。ですが、サッカーの最も重要なルールといえる「オフサイド」を知らないで中継を見てました。(苦笑)

 

1986年のメキシコワールドカップを父と2人でテレビで見ていたけど、2人ともオフサイドを知らなかった。でも、父が銀行で部下からオフサイドとは何かを教えてもらってきた。

 

1986年にサッカーワールドカップメキシコ大会があって、この大会のライブ中継を父と2人で見ていた。当時の父は銀行の仙台支店に勤務していたのでいつも家にいたので、一緒にテレビを見ることができた。でも、ワールドカップが終わった直後の7月に東京に転勤になったので、また単身赴任生活になった。当時は兄は東京の大学で勉強しており、母と妹はスポーツ観戦に興味がなかったから父と2人で見ていたのだった。うちの家族は僕と父はスポーツ観戦が大好きだったけど、残りの3人はスポーツには興味がなくて音楽が好きだったので2つに分裂してるという感じだった。まあ、こういうことはどこの家族にもあると思うけど。

 

それで、父と2人でサッカーワールドカップの試合を見ていたが、僕はオフサイドを知らなかった。だから、試合を見ていてゴールが決まったと思われた後に線審がオフサイドフラッグをあげて、「オフサイドだからノーゴール」という判定をすると、わけがわからなかった。一緒に見ていた父に「オフサイドてなんなの?親父はわかるか?」と質問したけど、父もサッカーに詳しくなくてオフサイドを知らなかったので、「お父さんも野球は子供の頃からしていたから詳しいけど、サッカーはやったことがないからわからないな。オフサイドて一体なんだろうな?せっかく決まったゴールが取り消しになるなんて、サッカーてシラケるスポーツだな」と、父も首を傾げて言っていた。

 

オフサイドを知らないままに、ワールドカップの準々決勝くらいまで見ていたけど、準決勝の試合の前に父が銀行から帰ってきた時に、「おい、銀行で学生時代にサッカーをやっていた部下にオフサイドを教えてもらったぞ。オフサイドがわかった!」と父が言った。それで、サッカーではゴール前で待ち伏せ攻撃ができないこと、ラストパスをもらう選手はディフェンダーが1人いる状態でもらわないと、サッカーでは90分間で100ゴールくらい決まってしまうから、これを防ぐためにオフサイドがあるということがわかった。オフサイドというルールがわかったので、残りの試合は楽しんで見ることができた。

 

でも、サッカーワールドカップの時はオフサイドがわかったけど、1993年5月にJリーグが始まった時は日本ではしばらくサッカー中継をテレビでしてなかったので、またオフサイドを忘れてしまっていた。だから、Jリーグが始まって試合をテレビ中継を見ていた時に、「ゴールと思われましたが、残念ながらオフサイドでノーゴールです」というシーンがあると、「オフサイドて何だったかな?」と疑問に思いながら見ていた。でも、Jリーグ中継の時にオフサイドの説明があって、それでオフサイドを思い出したのだった。ダウンタウンの松本は「ガキの使いやあらへんで」のトークの時に、「Jリーグをテレビで見ていて、『オフサイドでノーゴールです』というシーンがよくあるやろ?オフサイドて何やねん?オフサイド怖いわ!」と言っていた。松本がそう言っていたのも仕方がなかっただろう。(苦笑)

 

 

ワールドカップメキシコ大会をしていた頃に、高校の体育の授業でもサッカーをプレイしていたけど、オフサイドを知らなかったので体育が得意な同級生から顰蹙を買った。

 

 

それで、ワールドカップのメキシコ大会をしていた頃に、高校の体育の授業でもサッカーをしていたのだが、僕はオフサイドを知らなかったからクラスメイトから顰蹙を買ったことが何度かあった。サッカーをしていて僕はあまり運動が得意でなかったから、初めは目立たないディフェンダーをしていたのだが、サッカーボールが顔に直撃しそうになった時に、思わずよけてしまってそれで相手にゴールを決められたことがあった。その時にキーパーをしていた友達にすごく怒られて、「お前はフォワードをやれ!スルーパスに合わせるだけだから、そっちの方が簡単だろ」と言われた。

 

その後、フォワードの位置にいったけどオフサイドを知らないから、「なるべくパスを受けやすくて、ゴールを決めやすい位置に立とう」と思って、相手キーパーの近くに立った。でも、僕にパスを出す味方の選手は誰もいなかった。ボールを持った味方の選手が近づいてきても僕にはパスを出さなかった。「なんで、俺にパスを出さないの?俺にパスを出せばゴールが決まるだろ?」と他の選手に言ったけど、「お前の立ってる位置はオフサイドなんだよ!だから、パスが出せないんだ。ボールがある所まで戻ってこい!」と他の選手に言われた。「オフサイドってなに?オフサイドってなんなんだよ?」と質問して説明してもらったけど、まだよくわからなかった。だから、ボールを持っている味方の選手が相手キーパーの近くまで攻めあがると、フォワードをしていた僕はボールを持ってる選手とキーパーの間に出てしまった。すると、味方の選手から、「お前はいつもオフサイドポジションにいるからパスが出せない」と文句を言われた。でも、その後もオフサイドをよくわからないで、体育のサッカーの授業に出ていた。だから、みんなには本当に迷惑をかけたと思う。(苦笑)

 

ドイツ人の友達は「ドイツでは、幼稚園の女子でもオフサイドをしってる。ドイツ人は、オフサイドを知っているのが当たり前」と言っていた。

 

それから10年以上が経ってドイツ語がある程度しゃべれるようになって、ドイツ人と会話をするようになったが、1999年にシュツットガルト近郊に住むドイツ人家庭にホームステイをした時も、そこの家族はみんなオフサイドを知っていた。スポーツ観戦にあまり興味がなくて音楽活動ばかりをしている21歳の長女も、オフサイドは理解していた。ドイツ人のメル友の女子大生が言うには、「ドイツ人なら幼稚園の女子でもオフサイドくらいは知ってる。オフサイドを知らないとドイツでは友達とも会話に入れない」と笑って言っていた。これは、恐らくドイツだけではなくて、サッカーが盛んなヨーロッパ全土がそんな感じなのだろう。