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蔵王に樹氷を見に行ったが、山頂付近が悪天候でよい動画が撮れなかった。

蔵王山樹氷というと、こういう美しい木と雪の織り成す芸術をイメージしますよね。

でも、それはあくまでも天気が晴れで条件が整った時のことなのです。

 

 

2月6日に蔵王山樹氷を見に行った。月曜日というウィークデーだが、僕の住む仙台の天気は晴れ、山形の天気も晴れという好条件だったので、「これなら樹氷がある蔵王の天気も晴れで、美しい樹氷が見れるだろう」と確信したから。

 

 

2月6日の月曜日は蔵王温泉樹氷を見に行った。わざわざ月曜日というウィークデイにしたのは、僕は仙台在住なのだが週末の土日曜日はあいにくと天気が悪くて気温も低かったので、蔵王山蔵王温泉がある山形市の天気が良い時を待ったのだった。蔵王山山形市にあると言っても山形市の南東部の外れにあるのだけど。

 

それで、2月6日は仙台の最高気温は10度ほど、12月末から3月までずーっと市街地までが雪に覆われる山形市中心部も気温が6度ほどというので、「この条件なら蔵王温泉の天気も良いはずだ」と確信して、まずは蔵王山山頂に向かうロープウェイの駅がある蔵王温泉に向かった。

 

 

ところが山の天気はわからないもので、蔵王の山頂に向かう麓のロープウェイ駅の天気は曇りでちょっと視界も悪かった。でも、ロープウェイに乗った時はまだ「美しい樹氷が見れるだろう」と期待していた。

 

 

ところが、蔵王温泉のロープウェイの山麓駅に着いてみると天気は曇りだった。でも、雲はかかっていたけど視界は良好だったので、「曇りでも視界さえよければ美しい樹氷が見れるだろう」とまだ希望を持っていた。ところが、ロープウェイに乗って山麓駅の次の駅である樹氷高原駅でさらに上に向かうロープウェイに乗り換えて地蔵山頂駅に向かう頃から曇天はますますひどくなって、気温も氷点下になってしまった。

 

「ひょっとしたら山頂の地蔵山頂駅は悪天候ではないか?」とロープウェイに乗っていて不安になってきたのだが、山頂付近にロープウェイが近づくとガスがかかって雪嵐もちょっと吹いてきて悪天候になった、地蔵山頂駅は標高1600メートルにあって、美しい樹氷が見えるのは標高1400メートル以上なのだが、最後の200メートルほどが悪天候という予想を全く覆す結果だった。「仙台市内も晴れていて、山形市内も晴れていたのに、なんで蔵王の山頂付近だけが悪天候なんだろうか?」と本当に腹が立った。

 

 

しかし、ロープウェイの終点の山頂駅に着いたら強いブリザードが吹いていて、視界も10mほどで美しい樹氷の動画が撮れる状態ではなかった。山頂に唯一あったレストランで2時間近く肉まんなどを食べながら天気の好転を待った。でも、天気はちょっと回復したくらいで、上の写真のような晴天にはならなかった。

 

 

それでも、ロープウェイが地蔵山頂に着いたら、外に出て視界が約10メートルという悪天候の中、なんとか樹氷を撮影しようと思ったが、視界は悪くて気温は-5度ほどでブリザードが吹いているという最悪の状態だった。だから、ロープウェイの山頂駅に唯一あるレストランで肉まんと熱い紅茶などを注文してちょっとした昼食を取りながら、天気が晴れるのを待った。山頂に着いたのは正午の少し前だったから、「午後2時頃まではレストラン内で待って天候が回復するのを待とう」と思った。

 

それで、午後1時半をちょっと過ぎた頃に再び外に出て、樹氷の動画撮影に挑戦してみた。気温は少し暖かくなっていたが、まだブリザードは吹いていたので視界がとても悪かった。こちらの動画がその時に撮影したもの。ブリザードが吹く中、なんとか悪戦苦闘をして樹氷を撮影した。

 

youtu.be

 

 

どうしても上の写真のような晴天下の美しい樹氷を見たいなら、蔵王に向けて出発する前に蔵王温泉に電話をして天気を確認する必要があるだろう。天気だけは予定通りには動いてくれない。

 

 

今回の蔵王での樹氷の動画撮影が上手くいかなかったことから学んだのは、「恐らく1月~3月の冬季で蔵王樹氷が晴天の下、美しく見渡すことが出来るのは1カ月に10日もない。これについては、何度か山形蔵王にスキーをしに行った人たちも言っていた。だから、蔵王樹氷が晴天で美しく見える日に行くためには、樹氷を見る前に蔵王温泉に電話をして現地の天気を確認してから出発しないといけない。山の天気だけは予定通りには変わってくれないから。」

 

僕も2月6日に蔵王樹氷を見に行く前に、「電話をして蔵王の現地の天気を確認するべきだった」というふうに後悔をした。(苦笑)