Deutschland-Lab

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昨日6月6日はノルマンディ上陸作戦から79年目の記念日だった

Erwin Rommel inspecting the defenses in Normandy, 1944 - Rare Historical  Photos

 

 

上の写真は、ノルマンディのドイツ軍陣地を視察するロンメル元帥。ドイツ軍にとって不運だったのは6月6日はロンメルの妻の誕生日であり、ロンメルは5日の夕方からノルマンディを離れなければならなかった。これは、ドイツ軍側にとってはとても不運だった。

 

 

6月6日はノルマンディー上陸作戦が成功した日で、米英連合軍が北フランスのノルマンディーに上陸して、東から来るソ連軍とナチスドイツ軍を挟み撃ちできるようになった日である。しかし、この作戦はソ連軍が東部戦線で大攻勢を起こしてアシストをしたから成功したのだった。

 

 

今から79年前に米英カナダ軍などが主力の西側連合軍がノルマンディ上陸作戦に成功して、連合軍が北フランスに第二戦線を作ることに成功してしまい、枢軸軍である日本とドイツはますます不利に追い込まれた。

しかし、ドイツ人右翼の戦記に詳しい気骨のある人たちが言うには、「もし東部戦線でソ連軍がバクラチオン作戦という大攻勢を起こしておらず、東部戦線のエリート部隊を引き抜いてフランスに回すことが出来ていたら、ノルマンディ上陸作戦は絶対に失敗していた。海岸線までドイツ軍の有力な機甲部隊が到達していて、歩兵部隊が主力の連合軍を海に追い落としていた」と主張している。僕は彼らの主張は絶対に正しいと思う。東部戦線のソ連軍の助けがあったからこそ、ドイツ軍は東部戦線にエリート機甲部隊の半分を回さざるを得なくなり、西側連合軍はノルマンディ上陸作戦に成功したのだった。だから、ノルマンディ上陸作戦は西側連合軍だけの戦いで成功したのではない。


しかし、特にアメリカはいつまでノルマンディ上陸作戦とか、第二次世界大戦に勝った記念日とかを祝うつもりなのか?特に白人のアメリカ人が第二次大戦の勝利を語り継ぎたいのは、アメリカ人にとっては完全に勝つことができた最後の戦いであり、その後の朝鮮戦争ベトナム戦争イラク戦争などでは第二次大戦のような勝利を収めることができていないう。だから、いつまで経っても第二次大戦、ホロコースト関連の映画を作って、「こんなに邪悪だったナチスドイツと日本にアメリカ人は勝ったんだ!」と宣伝をして、「強いアメリカ」を世界中に知らせたいのだろう。まあ、それでもアメリカは言論の自由と民主主義があるから中国、ロシアよりはマシだけど。

 

 

下の動画は僕がYouTubeの自分のチャンネルに上げた動画で、「日本軍はヨーロッパでナチスドイツ軍が勝つことを前提に第二次大戦に参戦をした。日本独力で連合軍に勝つのは無理だった」という動画。日本人もナチスドイツ軍の勝利を信じるほどに、一度はドイツ軍は強かった。

 

 

下の動画は「日本軍はドイツ軍が勝つことを前提に太平洋戦争を始めていた。日本軍にはドイツ軍のようなロンドンとモスクワを占領して、チャーチルスターリンに降伏を迫るというような、具体的な戦争ブランがなかった」ということを説明した動画。まあ、第二次大戦の歴史にある程度詳しいネトウヨではなくて軍事マニアなら、日本の第二次大戦参戦はヨーロッパでのドイツ軍の勝利頼みだったということがわかるだろう。

 

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