- 1945年5月8日にナチスドイツ軍が正式に降伏文書にサインした建物が、今でも「ロシア・ドイツ博物館」としてベルリン東部に建っている。
- ベルリンの「ロシア・ドイツ博物館」には旧ソ連軍の兵器がたくさん展示してあった。
- ポーランドの首都ワルシャワ中心部に建つ「ワルシャワ軍事博物館」には、ポーランド空軍が使用した航空機が展示されていた。ポーランド空軍といってもソ連の傀儡だったポーランド共産党軍が使用した航空機だから、ソ連空軍の飛行機ばかりだった。
今日は今までにこのブログに書いた記事の中から、ベルリンのカールスホルストに建つ軍事博物館と、ワルシャワに建つ国立軍事博物館についてまとめて紹介をしようと思います。ベルリンのカールスホルストにある軍事博物館は、ナチスドイツ軍が連合軍に降伏した土地に建つ博物館で、ワルシャワにある軍事博物館は、ポーランド政府が建てた国立博物館です。写真はカールスホルストにある軍事博物館内の展示室で、ナチスドイツ軍が降伏文書に調印をした部屋。
1945年5月8日にナチスドイツ軍が正式に降伏文書にサインした建物が、今でも「ロシア・ドイツ博物館」としてベルリン東部に建っている。
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2006年7月に、ベルリンのカールスホルストにあるナチスドイツ軍が正式に降伏したことを意味する批准文書に調印をした場所に建つ博物館に行った。ここは今ではドイツ・ロシア博物館となっているが、日本人にとっては太平洋戦争の降伏文書にサインをした戦艦ミズーリ号甲板のような屈辱的な場所であるため、ドイツ人はあまり訪れる人がいないらしい。僕が行った日もすごく暑い日だったが、訪れるドイツ人はあまりいなかった。
一番上の写真がナチスドイツ軍が無条件降伏を表す批准文書に調印をした部屋であり、当時の様子がそのまま保存されている。中央の2つの豪華なテーブルと椅子に連合軍高級将校が座り、右端のみすぼらしいテーブルと3つの椅子にドイツ軍の代表が座った。ドイツ軍代表は陸軍のカイテル元帥、空軍のシュトゥムプフ上級大将、海軍のフォン・フリーデブルク大将が出席して文書にサインした。ドイツ側が座ったテーブルがすごくみすぼらしい物だとわかると思う。
それ以外にも、ソ連軍勝利の立役者ジューコフ元帥の軍服と執務室、第二次大戦でのソ連軍の勝利の記録と写真など、戦争勝利者の旧ソ連軍の栄光を称えるような展示がなされていた。
ベルリンの「ロシア・ドイツ博物館」には旧ソ連軍の兵器がたくさん展示してあった。
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ベルリンのカールスホルストにあるロシア・ドイツ博物館には多くの旧試練軍の兵器も展示されていたので、それらをこのブログで紹介する。実は言うと小学生の頃から軍事マニアだった僕にとっては、こちらのソ連軍兵器の方が見たくてこの博物館に行ったと言える。(笑)
この博物館には、第二次大戦時のソ連軍のIS⁻2スターリン重戦車、ISU152自走砲、SU100自走砲、カチューシャトラック、122ミリ榴弾砲などが展示されていた。ナチスドイツ軍が連合軍に降伏した場所を見学したい方だけでなくて、旧ソ連軍の武器を見たい方にとってもお勧めの博物館である。
ポーランドの首都ワルシャワ中心部に建つ「ワルシャワ軍事博物館」には、ポーランド空軍が使用した航空機が展示されていた。ポーランド空軍といってもソ連の傀儡だったポーランド共産党軍が使用した航空機だから、ソ連空軍の飛行機ばかりだった。
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このブログ記事では、ポーランドの首都ワルシャワにある「ワルシャワ軍事博物館」を訪れた時のことについて書いている。「ワルシャワ軍事博物館」に展示されてるポーランド空軍の飛行機を紹介しているが、ポーランド空軍といってもソ連の傀儡だったポーランド共産党軍が使用した航空機だから、ソ連空軍の飛行機ばかりである。
この博物館には「シュトルモビーク」と呼ばれたイリューシュン2型爆撃機、ヤコブレフ9型戦闘機、イリューシュン10型攻撃機、ツプレフ2型爆撃機などが展示されていた。実はいうと、ポーランド人はドイツよりも旧ソ連を受け継いだロシアの方を嫌っているので、旧ソ連軍の武器はあまり見たくないようある。理由はナチスドイツの支配は1945年に終わっていてドイツは謝罪をしているが、ソ連の支配は1991年まで続いて、旧ソ連を受け継いだロシアはポーランドに何も謝罪をしていないからである。
以上、今日は旧ソ連の第二次世界大戦勝利を記念して建てられた、ドイツの旧東ベルリン地区にある「ロシア・ドイツ博物館」と「ワルシャワ軍事博物館」を訪れた時のことについて、ブログにまとめ記事を書いてみました。しかし、旧ソ連は旧東ドイツでもポーランドでもひどい戦争犯罪を犯したのに戦勝国なので全く謝罪をしていないので、ドイツ人とポーランド人から旧ソ連軍の展示物は嫌われてるようです。