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土浦駐屯地創設記念日開放日で見た74式戦争引退セレモニーの動画

74式戦車 - Wikipedia

 

11月12日日曜日は東京の御徒町のアパホテルに泊まって、土浦駐屯地創設71周年記念の開放日に行った。

 

ところが、ここでアクシデントが起こって、土曜日の夜にチェックインした際に「明日は午後7時半にウェイクアップコールをお願いします」と確かに頼んだのに、そのコールが鳴らず、僕が自分で起きたのは午前8時過ぎだった。そのため、上野から土浦まで行く特急電車は1時間に1本しかないのだが、8時半の特急電車に乗る予定が9時半の特急電車にしか乗れなかったため、土浦に着いたのは午前10時半過ぎになってしまった。

 

ネットに掲載された知らせでは、74式戦車と203ミリ自走榴弾砲の引退セレモニーがあるとのことだったが、式典は既に10時から始まっていて、午前9時が開門だったから、当然、周囲には多くの観客が集まっていたのであまり良い位置で動画撮影が出来なかった。本当にアパホテルの職員の大きなミスには腹が立った。

 

こちらが、土浦駐屯地内に展示されている90式戦車と10式戦車を撮影していた時に、その背後を74式戦車、90式戦車、10式戦車が通過してグラウンドの中央で74式戦車の引退セレモニーが始まる時の様子。あいにくと気温は12度ほどで肌寒くて、小雨がぱらつき、時には強い雨が降るという天気だった。

 

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こちらの動画は、2024年3月に引退する74式戦車が「また現役で戦えるぞ」とい言いたいように、油圧サスペンションをかけて車体を前後左右に傾ける様子。そして、最後には後輩の90式戦車、10式戦車と一緒に空砲を撃って戦車の性能をアピールした。

 

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僕は第二次大戦の戦車で実戦を戦い、ドイツ軍のミヒャエル・ヴィットマンのように100台以上の敵戦車を撃破した戦車兵が好きなので、実戦に参加したことのない日本の自衛隊の戦車にはあまり興味がなかった。だから、70年代以降の戦車は油圧サスペンションでこのように車体を前後左右に傾けて、車高を変えることが出来ることは知らなかった。これだけ各国の戦車が高性能になると、当然、第二次大戦とはかなり違った戦いになるだろうし、今の戦車同士の戦いというのはどのように行われているのか疑問に思った。

 

この74式戦車は1974年に採用された戦車だから、東西冷戦時代から日本を守り続けてきたが、結局、敵の軍隊に対して1発も実弾を撃たなかったのが幸いだった。しかし、その後輩の90式と10式戦車は今の朝鮮半島、中国、ロシアなどを見ると、敵軍に対して実弾を撃つ時が来るかもしれない。