Deutschland-Lab

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1月2日から仙台で初売りがあったが、昭和時代は1月4日からだったはずだ

 

既に1月5日になって遅くなりましたが、新年明けましておめでとうございます。今年も週に3つぐらいブログの記事を書いていこうと思います。最近はドイツ関係の記事はネタ切れ気味ですが、僕はコロナ禍が始まった頃からドイツ関係のブログ記事を書いているので、最近僕のブログの読者になった方々のために昔の記事も再度あげていくかもしれません。とにかく、今年も宜しくお願いします。

 

 

仙台の繁華街では1月2日から景品が豪華な初売りがあって臨時列車も出るほどだが、昭和時代は初売りは1月4日からだったはずだ。それが、20年くらい前からは1月2日からに前倒しになっている。

 

 

仙台の商店街ではかなり大規模な初売りが毎年あり、JRが特別列車を走らせるほどの盛況ぶりである。僕も初売りがあった1月2日の夕方に仙台の繁華街を見てきたが、店頭に行列が出来るほどのたくさんのお客が集まるのは午前中であり、2日の夕方には大分落ち着いていた。でも、地下鉄の中には初売りで豪華景品と福袋を買った人たちが数人乗っていた。仙台駅の改札口も正月なのに、仙台初売りで買い物をしたお客さんたちでにぎわっていた。

 

しかし、今は仙台の初売りは1月2日であり、東京のデパート、商店街などでは1日から初売りをしている所がある。しかし、そもそも昭和時代は飲食店以外は正月3が日はお休みで、初売りは4日からだったはずだ。正月3が日は商店とデパートの従業員も正月で家族とゆっくりと過ごしたいので、休みだったと思う。僕の家族は銀行員だった父が大阪支店に勤務していた時に西宮の社宅に住んでおり、僕と父と兄の3人で神戸の湊川神社に1月3日に初詣に行ったことがある。それで、その時の記憶では三宮の商店街を通って湊川神社まで行ったが、まだ初売りは始まっておらず商店街もデパートも全部シャッターが閉まっていて完全に静かだった。クリスマスの時も三宮に来たが、その時のにぎやかぶりとは打って変わって静かだった。昭和時代はこのように初売りは他の業種の仕事始めと同じ1月4日からと決まっていたから、3日に開いてる店といったら飲食店街だけだった。

 

 

僕が覚えている限りでは東京資本の大店舗が初売りの売上を伸ばしてたくて1月4日から3日に前倒しにして、それにならって地元の商店街も初売りを3日にして、今では2日になったと思う。東京資本の大店舗主導で今のように2日になった。

 

 

このように昭和時代は初売りは1月4日からと決まっていたのに、なんで、最近20年くらいは初売りは1月2日からとか、あるいは東京では正月から開店している店が増えたのだろうか?ぼくの記憶では仙台でも昭和時代は初売りは1月4日からだったが、確か東京資本のデパート、スーパーなどが仙台の地元の商店街よりも先に初売りを始めて売上を伸ばそうとして、まず、平成初期に初売りを1月3日から始めて初売りのルールを破ったと思う。すると、東京資本の大店舗に負けないように仙台の地元の商店街も3日に初売りをするようになって、そういう売上至上主義の考えから今のように2日に初売りをするような習慣になったと記憶してる。

 

でも、東京資本の大店舗、また仙台資本の大店舗は従業員は多いからシフト制度の勤務で、初売りで勤務した人はその後に休ませることが出来るが、仙台の商店街の個人商店はそんなに従業員が多くないから正月に勤務をした後も休ませることができない。それに対応するために仙台の商店街の商店はパート、アルバイトの店員を増やしているようだ。でも、やはり、個人商店よりも東京か大阪資本の大店舗の方が大金を持っていて強いので、最近は仙台駅西口の商店街でも空洞化が進んでいて、商店が潰れた後には東京に本店がある商店の仙台店舗が進出してきている。仙台市内はまだ何とか持ちこたえているが、同じ宮城県内の古川市、石巻市などでは地元の商店街は東京資本のショッピングモールとの競争に負けて潰れた店が多くて、「シャッター通り」などと呼ばれている。

 

だから、東京資本のショッピングモール、スーパー、家電量販店が1月2日から大規模な初売りをして安売りをするのは消費者にとってはありがたいかもれないが、一方で地元の商店街は廃れてしまうので、地方に住む住民としては考えものである。