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習志野空挺団の降下訓練始めを見に行って4K動画を撮影してきた

1月7日に習志野空挺団の降下訓練始めを見に行って動画を撮影して、YOUTUBEにアップした。去年は降下訓練が始まる少し前に行ったのであまり良い位置で撮影できなかったが、今年はまあまあ良い位置で動画を撮影できた。

 

 

1月7日(日曜日)に習志野空挺団の降下訓練始めを見に行った。去年も習志野空挺団の降下訓練始めを動画撮影したけど、午前10時の降下訓練が始まる20分ほど前に行ってあまり良い位置で撮影が出来なかったので、今回は習志野に近い西船橋にホテルを取って午前9時前には現地に着いた。習志野空挺団の演習場には既に1万人以上の見物客が午前9時には来ていた。今年は20倍ズームが出来る動画撮影カメラを持って、去年よりも良い位置で撮影が出来た。

 

今回の降下訓練には自衛隊と米軍以外にもドイツ軍、フランス軍、オランダ軍といったNATO軍の空挺部隊員も参加しており、明らかにプーチンのロシアに対する日本の自衛隊との連携という意図が見えた。

 

ところが、現地では強風が吹いていて訓練が始まる予定の10時を30分過ぎても降下訓練は始まらず、「強風だからパラシュート降下はしないのかな」などと落胆の声が出始めた10時40分頃に、やっとパラシュート降下訓練が始まった。

 

下に僕がYOUTUBEにアップした4K動画を貼り付けたが、動画の最初の部分ではヘリコプター2機が現れてそこから外国の空挺部隊員と思われる人たちが演習地に降りてしまい、「今日はパラシュート降下はしないんじゃないか?」という落胆の声が周りの見物客から聞かれた。

 

youtu.be

 

動画の6分50秒頃からやっとヘリコプターが上空に現れて、そこからまず陸上自衛隊の第1空挺部隊が降下を始めた。その後、アメリカ軍の輸送機も上空に現れて降下をした。

 

動画の21分30秒頃から、空挺隊員は軽装備だけを持って降下しているので、小型車両と迫撃砲を吊り下げて輸送するヘリが現れて、空挺隊員にこれらを投下して空挺部隊を強化する。その前にまず輸送用ヘリで兵員を輸送して、空挺部隊が制圧したエリアの補強をした。

 

動画の34分50秒頃から、陸上自衛隊主力部隊の10式戦車と16式機動戦闘車が戦場に到着して、空挺部隊と合流して敵の制圧を開始する。空挺部隊の任務は主力部隊の到着まで橋、空港、港湾などの主要目標を確保することなので、主力の戦車部隊、歩兵部隊が到着したら任務は達成されたことになる。ここで主力部隊が完全に敵を丘の向こうに撃退して訓練は終了になった。

 

 

今回の降下訓練には米NATO軍までもが参加していた。NATO軍の参加は当然ながらプーチンのロシア軍に対する牽制だろう。でも、このような空挺部隊の訓練は制空権が日米軍側にあることを前提としているが、情報センターにいた自衛隊将校さんは「制空権がなくても、空挺部隊が敵地を確保できる戦術はある」と言っていた。

 

 

当然ながら、陸上自衛隊の訓練の際は今の日本の仮想敵国は北朝鮮、中国、ロシア軍ということになる。だから、これらの国を想定して米英軍とNATO軍、オーストラリア軍などが陸上自衛隊の訓練に参加していたのである。でも、この訓練で行われたような空挺部隊の活動が出来るのはあくまでも制空権が日本側にあることが前提となるが、空挺団の情報センターにいた将校さんは「制空権がこちらになくても、他にも色んな方法がありますよ」と言って説明してくれたが、あまり陸上自衛隊の兵器に詳しくないのでよくわからなかった。(苦笑)

 

実は言うと今までの僕のブログ記事を読めばわかるように、僕は戦争と軍隊でも特に第二次大戦の歴史には詳しいが、今の自衛隊の兵器、装備などについては最近興味を持ったのであまり詳しくない。それに、現代の兵器があまり魅力がないのは、次に世界大戦が起こるとしたらアメリカ、中国、ロシアといった大国が核兵器を飛ばしあう世界最終戦争になる可能性が高いので、どうしてもあまり興味がもてなかったのだった。(苦笑)