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昨日(1月23日)、架線事故で止まった東北新幹線を撮影するために仙台駅に行った

東北・上越・北陸新幹線の一部区間で運転見合わせ続く 復旧作業中の現場で爆発音 作業員が感電する事故(TBS NEWS DIG Powered by  JNN) - Yahoo!ニュース

昨日1月23日は午前10時頃にさいたま市内であった新幹線架線事故の影響で、東北上越北陸新幹線が止まった。東北新幹線が全線止まるのは珍しいことなので、午後6時から仙台駅に撮影に行った。

 

今日は1月24日水曜日だけど、昨日の午前10時頃にさいたま市内を走る新幹線の架線事故があって、珍しいことに東北上越北陸新幹線が全部止まったことは東日本に住む人たちならよく知ってると思う。まあ、西日本に住む人たちにとってはあまり関係ないニュースだけど、事故があったことくらいは知ってると思う。

 

僕は午後6時から7時半頃まで新幹線の仙台駅で動画を撮影をしてきたが、午後7時半に駅を離れた時点ではまだ復旧の目途はたってなかった。駅の構内放送では、「明日は始発からの平常運転の再開を目指してます」と言っていた。 台風でも徐行運転にはなるが止まることはないし、東日本大震災の時も6週間ほどで東京~盛岡間が全線復旧したという東北新幹線が、架線事故で復旧の見込みが立たなくなるとは、とんでもない所に盲点があったようだ。僕も仙台駅で1年半ほど撮り鉄をしているが、自然災害も起こってないのに東北新幹線が東京駅から函館北斗駅まで止まるというのは初めて見た。こういう事故は1年に1回あるかないかという極めて稀なケースだった。

 

下に貼り付けた動画が昨日、仙台駅で撮影した動画だが、動画の初めは上下線共に止まっていて、乗客がちょっとパニック状態の仙台駅構内が映っている。新幹線は全くダイヤ通りに運行しておらず、仙台駅発ではやぶさとこまちを連結した17両編成で、各駅に停まる臨時の小山行きの新幹線が仙台駅14番線には停まっていた。小山まで行けばそこからは首都圏だから、上野東京ラインか湘南新宿ラインという在来線列車で目的地まで行ってほしいということだろう。

 

 

僕が仙台駅に行くと「はやぶさ」「こまち」の車両で17両編成なのだが、実際は各駅に停まる「やまびこ」の小山行き新幹線が止まっていた。小山は既に首都圏だからそこから先は在来線に乗り換えてほしいということだろうが、小山行き新幹線はこんな事故の時にしか運行されないだろう。

 

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動画の7分15秒: ここから映っているのはとても珍しいシーンで、一度は小山行き臨時新幹線に乗り込んだ運転士がまた運転室から出てきて控室に急いで行って、何か特別な器具を4つ持って運転室に乗り込んだ。その後も運転士さんが運転室内で動き回っているのが見えた。普通は外から見えないように室内灯を消すのだが、室内灯をつけたままで何か作業をしていた。

 

動画の9分50秒: 運転士が乗り込んでからその後も色んな確認があって、数分後にやっと小山行き臨時新幹線は発車した。臨時新幹線が発車した後にホームに鉄道技術員と思われる方が4人いたので、運転士が乗る時に持ち込んだ4つの器具について質問をしたら、「あれは新幹線の車輪止めですよ。今日のような状況では駅以外の場所で架線から電気が来なくなって止まることもあるから、そうなった時には新幹線が動かないように車輪止めで止めるんですよ。いつもは必要ないけど、今日のような時は必要なんです」と説明してくれた。

 

でも、駅と駅の間で周りに宿泊施設もない場所で新幹線がまた架線に電流が流れなくなって止まってしまったら、乗客は一晩を新幹線車内で過ごさないといけないので、そうなったら最悪だなと思った。それで、新幹線が動き出しても途中でまた止まることを心配して、やはり仙台市内に1泊することにした乗客がかなりいたようだ。僕も偶然に駅のホームにい若い白人夫婦を初めとして数人の旅行客に、「仙台市内の安いホテルかネットカフェに泊まって、明日の早朝の新幹線に乗る方が確実で安全だと思いますよ」と勧めたのだった。

 

午後7時半頃に仙台駅を離れたが、当時駅構内アナウンスでは、「次の新幹線につきましては現在協議中です。次の臨時新幹線の発車時刻が決まったらお知らせします」という放送が流れていた。今日、東北上越北陸新幹線に乗る予定の人は本当に気の毒だったけど、1月下旬で比較的乗客が少なかったのが不幸中の幸いだったと思う。