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僕は学校の入学式では不安ばかりだった。転勤の批判。

入学式のイラスト(中学校・中学生) | 無料フリーイラスト素材集【Frame illust】

 

中学校の入学式について書くが、西宮の小学校を卒業してから仙台に引っ越して入学したので不安しかなかった。小学校は東京、広島、西宮で過ごして友達もたくさんいたのに、それがゼロにリセットされたのが辛かった。

 

 

入学式の季節も終わりに近づいてるが、僕は小学校中学校の入学式は共に引っ越してから転校生として入学したので、入学式の時はあまり期待希望とかはなくて不安だけだった。理由はわかると思うが、幼稚園、小学校から知っている人は誰もいなかったから。

 

小学校入学の時はあまり覚えてないので、ここでは中学校入学の時について書こうと思う。僕は仙台市中心部に近くにあるI中学校に入学したが、ここには兵庫県の西宮市の小学校を卒業してから仙台に引っ越してきたばかりで入学になった。何度も書いているが僕の両親は東北の宮城県出身なのだが、父が全国に支店がある大手銀行勤務だったので、父の仕事で小学校卒業までは西宮に住んでいたのだった。父はその後も銀行の大阪支店で単身赴任になった。仙台に引っ越してきたのは、両親が仙台にマイホームを建てたから。

 

だから、僕は小学校を東京、広島、西宮で過ごしたが、そこでできた友達は全部リセットされてゼロになってしまい、また友達ゼロから仙台で学生生活を始めないといけなかった。だから、初めてI中学校に行っても知らない人ばかりだから、不安だけしかなかった。それに、仙台に住み始めてまだ1週間も経っていなかったから通学路までの道のりなども知らないことばかりだった。

 

それで、クラス分けがすでにされていて新しいクラスに紹介されたが、この中学にはK小学校とA小学校の生徒が多かったのだが、そういう小学校から入学した生徒たちは既に友達と談笑をしていた。もちろん、僕がクラスに入っても誰も振り向かなかった。

 

それから、新しいクラスで1人ずつ自己紹介をすることになり、僕の番になって前に行くと周りから「どこ小学校の奴?」「K小学校じゃないよ、知らないよ」という声が聞こえた。それで、僕が「兵庫県西宮市立W小学校を卒業して仙台に引っ越してきましたG(僕の名前)といいます。西宮というのは大阪と神戸の間にある町です。どうぞよろしくお願いします」と言ってペコリをお辞儀をすると、「兵庫県西宮」のところで「え~!!」という大きな声が聞こえた。「大阪の近くとか、そんな遠い所から仙台に引っ越してきた人がいるのか」などという声も聞こえた。

 

 

中学校3年間は小学校時代は主に西日本で育ったのに、昭和時代当時はまだ排他的だった東北の仙台人の気質に合わせるのにかなり苦労した。生まれも育ちも仙台の同級生たちに合わせることに、悪戦苦闘した3年間だった。

 

 

それで、その後、中学校3年間はとにかく仙台に慣れようと必死に頑張った時間だった。幸い、両親共にまあまあ高学歴だったので、勉強は別に塾に行かなくても優等生で過ごすことができた。中学校1年の初めには試験で高得点を出したから「天才」というあだ名をつけられた。でも、やはり生まれも育ちも仙台の人たちに比べると幼馴染が誰もいなくて、しかもけっこう荒れていていじめも多い中学校だったからつまらない中学校3年間だった。

 

その後、高校は優等生だったので公立の進学校に入れたからけっこう楽しかった。でも、中学時代は転校生ということで仙台に慣れるためにかなり辛い思いをしたので、今でもトラウマになっている。

 

ということで、転勤族の子供で遠隔地への転校が多くて友達が少ない少年時代を過ごすと、その時のことがトラウマとなって人生に悪い影響を与えるということを、このブログ記事では書いた。