- ヴィッセル神戸がリーグ戦連覇と天皇杯も合わせて2冠を達成したが、中心選手はヨーロッパのクラブチームであまり活躍できなかった選手が多い。これはJリーグがヨーロッパのクラブに移籍するまでの育成か、活躍できずに帰国したベテランの受け皿になっているから。
- Jリーグでプレイする若手の選手はほぼ全員がヨーロッパのビッグクラブでプレイすることを望んでいて、セレッソ大阪はJリーグでの優勝はないが、香川、清武、乾、南野という若手選手が次々にヨーロッパのクラブに移籍している。セレッソのようなクラブの方がJリーグで優勝するチームよりも強いのかもしれない。
ヴィッセル神戸がリーグ戦連覇と天皇杯も合わせて2冠を達成したが、中心選手はヨーロッパのクラブチームであまり活躍できなかった選手が多い。これはJリーグがヨーロッパのクラブに移籍するまでの育成か、活躍できずに帰国したベテランの受け皿になっているから。
ヴィッセル神戸が昨日の日曜日(12月8日)に湘南に勝って連覇を果たした。天皇杯とも合わせて2冠になる。おめでとうございます!
しかし、ヴィッセルの選手の顔ぶれを見ると大迫、武藤、酒井、山口はヨーロッパのクラブに行っても本田、香川のような活躍ができなかった選手たちで、ヨーロッパのリーグ戦で活躍できなかったからやむを得ずにJリーグに帰ってきてプレイしている選手たちだ。確かにJリーグで優勝することはファンにとっては嬉しいことだから、僕も仙台市民としてもしもベガルタ仙台がJ1リーグで優勝をしたら大喜びをするだろう。だから、神戸の選手とサポーターが喜んでいるのはよくわかる。
でも、Jリーグでプレイしているほぼ全員の若手選手たちは、まずJリーグの強豪チームで良いプレイをして自分をアピールして、ヨーロッパのイングランド、ドイツ、スペインなどのクラブチームからスカウトされることを希望しているし、JFA(日本サッカー協会)の幹部たちも、日本人選手が強豪クラブの多いヨーロッパに移籍することを望んでいる。だから、サッカー日本代表の選手たちはJリーグチーム所属の選手はあまりいなくて、ヨーロッパのクラブチーム所属の選手ばかりだ。
Jリーグでプレイする若手の選手はほぼ全員がヨーロッパのビッグクラブでプレイすることを望んでいて、セレッソ大阪はJリーグでの優勝はないが、香川、清武、乾、南野という若手選手が次々にヨーロッパのクラブに移籍している。セレッソのようなクラブの方がJリーグで優勝するチームよりも強いのかもしれない。
つまり、日本のJリーグはヨーロッパの名門クラブチームに行くための育成の場所であり、中田英寿、中村俊輔、本田、香川のような成功した選手になるためには、ずっとJリーグにいてはダメなのだ。これはJFAの幹部も公言していることだ。現に久保のように中学生の頃から家族でバルセロナに引っ越して、バルセロナのユースチームで練習をしていきなりヨーロッパのクラブチームと契約をした選手が日本代表の中心選手になっている。僕も仙台市民でベガルタを応援しているが、ベガルタがJ1リーグで優勝するよりも、ベガルタでプレイしていた選手がヨーロッパのバイエルン・ミュンヘン、レアル・マドリ―のようなビッグクラブに行って活躍する方が嬉しい。
わかりやすい例をあげれば、セレッソ大阪は2010年以後、香川、清武、乾、南野という多くの名選手がチームでプレイをしていたが、次々とヨーロッパのクラブからスカウトされて引き抜かれたので、一度もJリーグで優勝をしたことがない。でも、これらの選手たちはヨーロッパのクラブで大活躍をして、日本代表でも主力選手として活躍している。これはJリーグがヨーロッパの名門クラブに行くための通過点になっているからであり、セレッソ大阪のフロントもヨーロッパのクラブに若手選手が移籍することを喜んでいる。もちろん、その理由にはクラブに多額の移籍金が入るということもある。
サッカーファンなら既によくわかっていることだが、こう考えるとJリーグで何回も優勝しているということは、ヨーロッパの名門クラブに移籍する選手があまり出ていないという証拠にもなるので、セレッソのようにどんどんと若手選手がヨーロッパに移籍するクラブの方が本当は強いのかもしれない。