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阪神タイガース、史上最速のリーグ優勝おめでとう!

阪神、2年ぶり7回目のセ・リーグ優勝 2リーグ制で最速の決定 | 毎日新聞

 

 

阪神タイガースがプロ野球史上最速で優勝を決めたが、外国人選手に頼らずにほぼ日本人だけのチームで優勝できたのが素晴らしい。藤川監督以前の矢野と岡田監督が日本人選手を使い続けて育成した結果だろう。

 

 

3日前の9月7日に阪神タイガースが史上最速のリーグ優勝を決めた。僕は小学校6年生の時に西宮市内の甲子園球場の近くに住んでいて、仙台在住だから楽天ファンだがセリーグでは阪神を応援しているから本当に嬉しい。でも、甲子園球場の近くに住んでいたといっても、昭和時代の西宮市には阪神タイガース以外にも阪急ブレーブスという今のオリックスバファローズの前身球団の本拠地があり、僕が住んでいたアパートからは阪急の西宮球場が見えたから、小学校の同級生には阪急ファンもかなり多かった。

 

今年の阪神がシーズン開幕からほぼ独走してリーグ優勝できた原因というのは、やはり、1番から5番までの打者を固定できたのが大きいだろう。1番の近本から中野、森下、佐藤、大山をずっと固定することが出来て、この5人が繋がっていたので強力な打線となってたくさん得点が取れた。3番森下、4番佐藤、5番大山の3人の打点がかなり多くて、特に森下、佐藤のホームラン数が多かったのが大きい。やはり日本人のホームラン打者がいるチームはいつの時代も強い。

 

投手陣では規定投球回数をクリアしているのは才木と村上の2人しかいないけど、この2人が10勝以上あげていて、チームの投手陣を引っ張った。また、中継ぎ、抑えも安定していて先発が崩れても及川、桐敷、湯浅、伊原という中継ぎ、石井というセットアッパー、岩崎という抑えの全員が防御率が低くて相手打線をよく抑えられた。さらに、外国人で活躍したのは先発投手のデュプランテぐらいで、打者も投手もあまり外国人に頼らずに優勝できたのが素晴らしい。ほぼ日本人だけの活躍で勝てたから、主力選手に怪我人が出なければしばらくは阪神の黄金時代が続くだろう。

 

藤川監督就任1年目のリーグ優勝だから藤川監督が名将と称えられているが、今の阪神で活躍している選手たちは矢野、岡田という前の監督が一生懸命に育成したのであって、主力選手たちも3番森下は岡田監督が育成して、それ以外の近本、中野、佐藤、大山は矢野監督の時から我慢して使い続けて育成している。だから、2023年以外は日本一にはなれなかったが、藤川の前の矢野、岡田監督の功績もかなり大きい。阪神は外国人に頼らずに日本人だけで優勝できるチームになれたのが今シーズン独走できた原因だろう。

 

 

阪神がシーズン開幕からずっと独走して優勝できた要因には村上、岡本、牧という他チームの主力選手がケガで長期離脱したという幸運もあった。一方で交流戦ではパリーグのチームに苦戦したから、日本シリーズはかなり厳しい戦いになるだろう。

 

 

一方で阪神が独走できた要因にはセリーグの他チームの不調もあっただろう。ヤクルトの村上が4月の開幕直後にケガで長期離脱をして、巨人の岡本も5月初めにケガで長期離脱になり、横浜の牧も7月末にケガをして長期離脱することになった。もし、これらの他チームの主力選手たちがケガで離脱しなかったら、阪神が2位と17ゲーム差をつけてリーグ優勝することはなかっただろう。その点については今シーズンの阪神は運にも恵まれていたと思う。

 

気が早いが阪神がCSを突破して日本シリーズに出るのはほぼ間違いないので日本シリーズの話をすると、阪神はパリーグチームとの交流戦で7連敗を喫している。僕も仙台で行われた楽天対阪神の試合を1試合見に行ったのだが、阪神は楽天に3連敗をくらっている。楽天にも苦戦するようでは、明らかに楽天よりもチーム力が上のソフトバンクか日本ハムにはかなり苦戦するだろう。パリーグの優勝チームは恐らくソフトバンクか日本ハムのどちらかになると思うが、どちらのチームと対戦することになっても交流戦で苦戦をした阪神は、日本シリーズで4勝して日本一になるのは難しいとしか思えない。