いじめ退治の方法で親を処罰するのは有効だと思う

今日は実際にあった不良の子供を更生する方法を紹介します。僕は亡くなった父が農林中央金庫という大手銀行に勤務していたので、小学校卒業まで銀行の社宅アパートに住んでましたが、その時に本当にあった話です。写真は僕が住んでいた社宅アパートではないけど、どこかの会社の社宅アパートの写真。

父が銀行の大阪支店に勤務していた時に西宮に社宅があって住んでいたが、３歳年下の言うことを聞かない不良小学生のT君がいた。２歳年下の妹などはT君が不良の同級生と遊んでる時は怖くて外で遊べなかった。

どうしようもないいじめっ子を退治する方法で、いじめっ子ではなくてその両親を「お前らの躾がちゃんとなってないんだ」と言って厳しく罰するという方法はどうでしょうか？この方法はかなり効果があります。

僕の父は農林中央金庫という政府系大手銀行に勤務していて、東北大学卒なので故郷の仙台にマイホームを建てるまでは家族は銀行の社宅（2階建てから4階建てのアパート）に住んでいた。僕は松山支店に父が勤務していた時に生まれて、その後、名古屋、東京、広島、大阪（正確には西宮）と引っ越して、2歳上の兄が高校受験をする1年前に仙台にマイホームを建ててやっと定住することができた。僕はその時は小学校を卒業したばかりだった。このことは、僕のブログ記事を何度か読んだ人なら知ってると思う。

それで、西宮の社宅に住んでいた時は小学校6年生だったのだが、同じ社宅にT君という3年生のくせにけっこう運動が出来てガラの悪い小学生がいた。その社宅ではF君という身長が160センチほどある大柄な同級生、僕、小学4年生のS君とT君の4人でよく野球をして遊んでいたのだが、Tは身長が大きなFには逆らわないのに、身長が１４５センチと小柄な僕と４年生のSにはいつも逆らっていた。そして、「F君は大きくて強いから恐いけど、G君（僕のこと）とS君は小さくてケンカが弱いから全然怖くない」などとニヤニヤ笑って言っていた。

また、Tが連れてくる同級生の３年生の友達も変な奴ばかりで、上級生に対して「おい、お前、なんでそんなに野球が下手くそなんや？！」と罵倒するような生意気な奴らばかりだった。僕の妹などの社宅の女子は「Tと友達が遊んでいる時は怖くて外で遊べない」などと言って怖がっていた。それで、大柄なFが中心となってTをみんなで押さえつけて制裁を加えたことがあったが、それを見ていたTのお母さんが「なんで、私の子供ばかりが虐められるの？私の子供が何か悪いことでもしたの！？」と言って文句をつけてきた。みんなでいかにT君が生意気でみんなが迷惑しているかをT君のお母さんに訴えたが、「私の子供とはもう遊ばないでください！」とT君のお母さんは言って彼を引き取った。それでも、その後はまあまあみんなで仲良く遊ぶようになった。

家族が仙台に引っ越した後も父は大阪支店に単身赴任で勤務していたが、「銀行でも不良のT君の行動を問題視して、T君のお父さんは沖縄に左遷になった」と父は家に帰ってきた時に教えてくれた。

それで僕の家族は仙台に引っ越したのでT君とその家族とも別れたが、父はその後も千里中央にある独身寮に移って大阪支店で単身赴任を続けていた。

家族が仙台に引っ越してきてから１年ほど後に、父が千里の独身寮から仙台の家に帰ってきた時に、
「そういえば、３年生だったT君と家族はまだ西宮の社宅に住んでるの？今はどうしているの？」
と父に聞いたことがあった。すると父は怒った顔をして、
「T君のお父さんは、沖縄の那覇支店の支店長になって今は家族は沖縄に住んでる。那覇支店長というと聞こえはいいが、簡単に言うと左遷だ。Tさんのバカ息子はお前らと喧嘩したり、銀行の寮に変な友達ばかり連れきていただろ？それに、変な友達と一緒に社宅に住んでいた銀行の職員に失礼なことばかりしていたからな。銀行の大阪支店でもバカ息子の乱暴な行いを問題視して、息子の躾がちゃんとできてないということでTさんは沖縄に左遷になったんだ。うちはお父さんがお前らを厳しく教育していてお前らは行儀よくしていたから、Tさんみたいにならずに良かっただろ？」
というびっくりする事実を言った。
「農林中金て息子の社宅内での行いが悪いからといってお父さんを左遷にしたり、クビにしたりするの？」
「そうだよ、当たり前だろ。名門の農林中金の社宅の入り口になんと書いてある？『関係者以外立ち入り禁止』と書いてあるだろ？不良小学生なんて『関係者』ではないんだ」
ということを父は当然という感じで言っていた。確かに父が言うように農林中金の入り口には木製のボードで、「関係者以外立ち入り禁止」と書いてある。

会社の社宅アパートでは、他の親も見ているから子供が悪いことをするとすぐにバレる。父の銀行では「子供をきちんと躾けられない職員は左遷」ということになったが、この人事方法はかなり効果があったと思う。

このように、とんでもない不良小学生、中学生、高校生を正しく教育するために、彼らはまだ未成年で「少年法」「刑法」などで保護されているから罰することができないけど、代わりに親を厳しく処罰するという方法はどうでしょうか？少なくとも会社が所有する社宅住まい、あるいは会社から「住宅手当て」が出ている場合で子供がとんでもない不良かいじめっ子の場合は、それらの援助を会社が打ち切るという方法はかなりの効果があると思います。

僕は先にも書いたように小学校を卒業するまでは銀行の社宅に住んでいたので、社宅ではずっと行儀よくしてないといけなかった。東京の目黒区の社宅に住んでいた時に、まだ小学1年だった僕は兄と妹と騒いでいて、それで、下の階に住む同じ銀行職員の人から文句を言われたことがあった。それで、両親にすごく怒られたのでそれ以後は静かにするようにした。

社宅の中ではいじめ、仲間外れ、ケンカなどの悪いことをするとすぐに親にバレた。目黒の社宅では48家族、西宮の社宅では16家族が同じ社宅に住んでいたので、大人の方が圧倒的に強かったから子供は大人に迷惑をかけないように生活しないといけなかった。T君の家族のように、子供の躾がなってないと親が左遷になったりするのは当たり前だった。だから、大手企業の社宅に住んでる子供は優等生タイプの子供が多かった。

子供のいじめ、不良行為などが発覚した場合には、子供の親を雇っている企業が厳しく罰するというのは良い方法だと思います。でも、子供というのは親と先生にバレないように悪いことをすることが多いので、それを見つけるのは難しいかもしれません。