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どんどんと減ってる立憲民主党の候補者

 

 

 

参議院選挙が7月10日にあるが、「自衛隊違憲憲法第九条改正反対」と唱える左翼系候補者が減っている。立憲民主党内にも枝野が中心となって「自衛隊員応援議員同盟」が発足した。

 

 

参議院選挙が6月22日に公示されて、7月10日に投開票が行われる。投開票が行われる7月10日日曜日まで、あと3週間ちょっとである。それで、今日本の政界では参議院選挙公示を前にウクライナ戦争の影響だろうけど、憲法第九条改正反対、自衛隊違憲という主張の選挙の立候補者が左翼の立憲民主党内でも減ってきている。

 

立憲民主党党首の枝野幸男が会長となって「自衛隊員応援議員連盟」を発足させて、この会には約70人もの立憲民主党所属議員が参加している。「自衛隊違憲。日本はいかなる戦力も保持しない」という主張で右翼政党の自民党と対立をしてきた立憲民主党がこの有様では、もう日本国内にかつて土井たか子が率いた社会党のような主張の国会議員は誰もいなくなってしまう。日本のかつての左翼思想の議員は、どんどんと減りつつある。でも、ウクライナが核保有国で軍事大国のロシアから突然に侵略をされて、民間人もどんどんと虐殺されてるような様子を見ると流石に立憲民主党の議員たちも、「戦力を保持しないでは選挙で当選しない。憲法第九条改正とまで言わなくても、少なくとも有事の際には自衛隊という戦力を活かして日本を防衛すると主張しないと、選挙で当選しない」などというふうに考えを変えたのだろう。これも単なる選挙対策で、選挙期間中だけこのように自衛隊を支持して、選挙に当選してウクライナ戦争がNATO側の勝利で終わったら、「やっぱり自衛隊違憲」という主張に戻すつもりなのか、そこはよく見極めないといけない。

 

 

僕の住んでる宮城県選挙区でも1998年に民主党議員として当選した桜井充が、長年所属した旧民主党系政党を去って2020年に自民党に入党した。民主党政権時に厚生労働副大臣まで務めた桜井の裏切りで、宮城県の野党はすごく動揺している。

 

 

僕の住んでる宮城県仙台市でも小選挙区で大きな動きがあった。1998年の初当選以来、ずーっと左翼政党の民主党所属で反自民の議員だった桜井充氏が、2018年に民主党の後継政党の民進党から国民民主党に移り、その後、2020年5月には何と右翼政党の自民党に入党したのである。桜井氏はかつては敵対していた自民党に入党する際に、「今の日本国内の政治情勢を見ると自民党以外は政権を取れそうにないので、自民党議員にならないと自分のやりたい政策が何もできない」と発言している。だが、当然ながら自民党の方でも長年敵だった桜井氏を受け入れることに反対する自民党員もおり、裏切られた野党である共産党立憲民主党の幹部からは「長年民主党議員として政治活動してきたのに裏切るのはおかしい。議員辞職をするべきだ」という厳しい批判の声が出た。

 

こちらが、桜井充氏のウィキペディアの説明。2020年に野党の国民民主党を裏切って、与党の自民党に入党した際の騒動について詳しく説明されている。

 

ja.wikipedia.org

 

僕のこのブログ記事は決して桜井氏を、「野党から与党に移ったりして節操のない政治家だから、桜井氏には投票しないように」というネガティブキャンペーンの一環として、書いているわけではない。現実に今の日本の政治で起こっている現象として、かつて10年前には政権与党だった民主党議員たちが、どんどんと今の政権与党の自民党の政策に近づきつつあり、10年前に比べると純粋な左翼主義の国会議員が減っており、特に立憲民主党から他の政党に移ったり、極端な例だとここに挙げた桜井氏のように、2016年の参議院選挙では共産党までを含む野党からの支持と推薦を受けて当選をした左翼議員までもが、今では右翼政党の自民党に移ってしまっているのである。

 

 

桜井氏は自民党に入党した理由として、「今の政治状況では野党の候補では当選が難しくて自分のやりたい政策が実行できないので、与党の自民党の国会議員になることにした」と言ってる。今は桜井氏のような立候補者が増えてるようだ。

 

 

しかし最後にまとめると、桜井氏が長年反自民の野党に所属していたのに、「与党の自民党議員にならないと今の政治情勢では選挙で当選できないから、政治家として実行したい政策が何も出来ない。お世話になった旧民主党と支援してくれた共産党には悪いが、いつまでも反自民の野党に所属していては政治家として大した活動ができない」と発言をして裏切って自民党に入党したように、今の日本の政治ではそれほど野党の力が弱まっているのである。実際、ウクライナ戦争が始まってからは「自衛隊違憲憲法九条死守」という主張の野党議員たちは、大して目立った活動ができていない。