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東北楽天はなぜ優勝できなかったのか??

 

 

 

僕は仙台市民なので当然ながら東北楽天ゴールデンイーグルスを応援してるけど、楽天は先週末には優勝を逃して今週末にはCS進出も逃すことになった。やはり仙台市民の楽天ファンなので楽天4位以下の敗因を考えてみようと思う。

 

 

東北楽天が優勝もCS進出も逃した原因は右の好打者がいなかったからで、去年と同じ弱点を克服できなかった。右の好打者は浅村しかおらず、茂木、島内、鈴木大地というふうに打線の核になる打者は左打者しかいなかった。来季までに右打ちの好打者を外国人か新人かトレードで取るか、急いで育成しないといけない。

 

 

まず、去年からずーっと言われていたのは右打ちの好打者が少ないことである。楽天の打線を見ると、外野手の西川、岡島、島内、渡辺佳、辰巳、内野手の茂木、小深田、鈴木大地、銀次、山崎というふうに左打ちの好打者ばかりが異常に多いのである。それで、一方で右打ちの打者はセカンドの浅村以外はほとんどいない。捕手の太田と炭谷、外野手のオコエがいて田中和基は両打だが、それ以外の右打ちの好打者がいない。いやいることはいるんだが、1軍と2軍を行ったり来たりで全く1軍に定着するほどの活躍をしないのである。右打ちで頑張ったのは27ホームラン、86打点の浅村だけといっていい。だから、楽天は唯一の右打ちの好打者の浅村がホームラン40本打点100打点くらい打たないと、優勝争いができないチームなのである。右打ちの好打者が打線にいないということは若手の右打ち選手にとっては、「ちょっと活躍すれば1軍に定着できる」という大チャンスなのだが、右の好打者が去年も今年も1軍のレギュラーに定着できなかった。これが、楽天が優勝とCSを逃した最大の原因である。

 

去年の途中から「右打ちの好打者が不足している」という欠点はわかっていたから、普通ならアメリカのメジャーか3Aに行って右打ちの外国人選手を補強するのが常識だが、なぜか、楽天のフロントと石井監督が補強した外国人選手はマルモレホスという左打ちの選手と、ギッテンスという右打ちだが1軍に定着できないようなレベルの選手だった。だから、僕は今年のシーズンが開幕した時に「楽天のフロントは頭がおかしいのではないのか?なんで、右打ちの外国人を補強しなかったんだ?今シーズンも相手が左投げの好投手だったら、左打ちしかいない打線が打てないじゃないか?」と思った。それで、やはりオリックスの宮城、ソフトバンクの和田のような左投げの好投手が投げる日には苦戦することとなった。先にも書いたが左投げの投手、あるいは左投げの中継ぎ投手が多いチームに苦戦したのが、楽天が優勝できなかった原因である。

 

 

2013年に楽天が日本一になった時にはマギー、アンドリュー・ジョーンズという右打ち外国人好打者がいて、2017年にCSに進出した時もウィラー、アマダーという右打ち外国人好打者がいた。

 

 

だから、来季の開幕までに過去のウィーラー、マギー、アンドリュー・ジョーンズのような右打ちの好打者を外国から連れてくるか、左打ちの打者は余っているからトレードをして、他球団から右打ちの好打者を取る必要が絶対にある。とにかく、右打ちの好打者が打線に3人くらいいないと強力な打線が組めない。強力打線でセリーグを制したヤクルトには、山田、オスナ、サンタナという右打ちの強打者がいた。だから、ぶっちぎりで優勝ができた。楽天は右打ちの良い選手を取らないといけない。

 

楽天の投手陣についてはそんなに問題はないと思う。去年のように抑えの松井裕樹がケガで長期離脱となると大変だが、そういう主力選手の長期離脱がない限り投手陣はそんなに問題はない。