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小学生の時に聞いた怖い怪談

 

 

 

 

今日は僕が確か小学校2年生の時に6年生の友達から聞いた怖い怪談をブログに書く。僕は怪談を聞いた後に、「こんな怖い話は聞かないほうがよかった」と思った。その後、夜に寝ている時にこの話を思い出すと眠れなくなった。

 

 

今日は僕が確か小学校2年生の時に上級生から聞いた、すごく怖い怪談をブログに書こうと思います。本当にすごく怖い怪談で、その後僕が中学生のころまで眠れない夜に思い出すと怖くなってますます眠れなくなった話です。怪談が苦手な人は読まない方がいいです。(苦笑)

 

 

小学校2年生の時は大手銀行員で転勤族だった父が東京本店勤務だったので、東京都の目黒区に住んでいた。社宅アパートが4棟あって48家族が一緒に住んでいて、周りはとても東京都内とは思えないような閑静な住宅街で車もあまり通らず、子供が道の上で遊ぶこともできた。大手銀行、証券などの金融業というのは仕事が大変で転勤もすごく多いので、社員と家族には気分よく仕事と生活をしてもらうために都心の一等地に社宅を建てている会社が多い。僕も父が大手銀行に勤務していたお蔭で、東京では目黒と吉祥寺、大阪では隣の兵庫県ではあるが西宮北口という一等地に住むことができた。

 

この怪談は目黒区の社宅アパートに住んでいた小学校2年生の時に、確か6年生の友達から聞いた話だった。

 

ある日、東京都心の会社に勤める30代独身会社員の男性が、渋谷で同僚とお酒を飲んでいて終電に乗り遅れてしまった。その人は東京から少し離れた神奈川県の住宅地に住んでいたので、午後11時台に品川を出る電車に乗らないと神奈川県にある家に帰れないのだが、うっかりして最終電車に乗る時間を忘れてしまったのだった。

 

でも、幸運にもその男性の学生時代のすでに結婚して子供もいる男友達が、品川駅から徒歩20分ほどの閑静な住宅街に住んでいたので、その友達の家に電話をして一晩泊めてもらえることになった。写真上が昭和50年頃の品川駅で、僕が初めに目黒区の閑静な住宅街のことを書いたのは、東京都目黒区品川区などには夜になるとほとんど車も人も通らない閑静な住宅街がけっこうあるのだった。6年生の友達の話し始めも、「ここと同じような車があまり通らない静かな住宅街の話だが」だっだと思う。

 

 

終電を逃したサラリーマンは、午前0時を過ぎてもにぎわっている飲み屋などがある

品川駅前の繁華街を抜けて、全く人も車もいない閑静な住宅街の中を歩いて行った。友達の家はとても長い坂を下った下にあるのだった。その坂は長い1本道で右折左折できるような他の道とは交わっておらず、車が飛び出してくるような交差点はなかった。そして、その日は小雨が降っていた。小雨が降る中を男の人は傘をさして友達の家へと歩いて向かった。

 

しばらく歩いていると、「ブーッ」というトラックが走る音が後ろから聞こえた。男はトラックをよけようと道の端に寄った。しかし、トラックは後ろから来なかった。不思議に思って男は振り返ったがトラックは走ってなかった。男は絶対におかしいと思った。この坂道は1本道で右折左折できる道路はないので、トラックが曲がって他の道路に行くことはできないのである。「お酒を飲んでるし、仕事の疲れもあるから幻聴でも聞こえたのかな?」と思って、男は不思議に思いながら坂を歩き続けた。しばらくするとまたトラックの「ブーッ」という音が聞こえたので後ろを振り返ったが、トラックはいなかった。「おかしいな?」と思いながらも男は坂を歩き続けた。

 

しばらくすると今度は男のすぐ後ろを、「ピチャピチャ」と雨がたまった水たまりを歩く小さな子供の長靴の足音が聞こえた。「午前0時を過ぎた深夜になんで子供が1人で歩いているのだろう?」と思って、男は振り返った。でも、後ろには誰もいなかった。「どこかの家に入ったのだろうか?」と思って、男は坂道の両側に立つ家を見た。しかし、すでに午前0時を過ぎていたので全ての家の灯りは消えていた。平成初期のバブル経済の頃なら平日の深夜でもロック音楽を聞いたり、深夜番組を見ている若者もいただろうが、昭和40年代後半はまだ深夜番組はほとんどやってなかった。

 

男は不思議に思い段々と気味が悪いと思いながらも、坂の下にある友達に向かって歩いていった。しばらくするとまた「ピチャピチャ」という子供の足音が聞こえた。それと同時に大型トラックの「ブブーッツ!」というクラクションの音と、「キーッ!」というブレーキ音が聞こえて、同時に子供の「ギャーッ!」という悲鳴が聞こえて、明らかに男のすぐ後ろで大型トラックが子供をひいた交通事故のすごい音が聞こえた。男は

びっくりして振り向いたが、交通事故は起こっておらず、大型トラックも子供も何も後ろにはなかった。男は茫然としてその場に立っていたが、坂道に面した一軒の家の庭を見ると、そこには首吊り用のロープが軒先につるしてあった。

 

男は怖くなってパニックになって、友達の家まで一目散に走った。そして、友達の家に着くと当然ながら友達と奥さんに、さっき長い坂道で起こったことを話した。友達と奥さんは落ち着いてその話を聞いてから2人とも大きく頷いて、「お前もあれを体験したのか」と言った。「『あれを体験した』というのはどういうことだ?」と友達に聞くと、友達は落ち着いた口調でこういう説明をした。

 

「1年ほど前の小雨が降る日の夕方に、あの坂道は道幅が狭いのに無理に大型トラックが坂道を下って走ってきたんだよ。すると、幼稚園児の子供が家の門から走って飛び出て、大型トラックは急ブレーキをかけたけど小雨が降っていたこともあって、ブレーキが上手くきかなくて間に合わずに子供をひき殺してしまったんだ。子供が家の前でトラックにひき殺された母親は頭がおかしくなって、数か月後に家の軒先で首を吊って自殺してしまったんだ。1人になった旦那さんはその後すぐに引っ越したけど、どこに引っ越したのか誰も知らないんだ。本当にかわいそうな話だよ。その後、雨が降る夜にあの長い坂道を歩くと、お前が体験したことと全く同じ体験をする人が多いんだよ。まだ子供も母親も成仏できてないんだろうな」。

 

 

どうでしょうか?怖い話でしょうか?少なくとも当時小学校2年生だった僕は、「こんな怖い怪談は聞かなかった方がよかった」と思った。話をした小学校6年生の友達は、

「怖いだろう」という感じでドヤ顔をしていた。(笑)