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YOUTUBEで宣伝ができない動画とは?

安全・安心な2020SENDAI光のページェント開催に向けた「新しい生活様式」普及事業「Go for SMILE! 2020 」開催のお知らせ |  2022 SENDAI光のページェント

 

コロナ前のクリスマスイルミネーションの「仙台光のページェント」の様子。メイン会場の定禅寺通り

 

 

クリスマスがもう終わって、次は正月の準備で色々と慌ただしい時期ですね。読者の皆様もさぞ忙しい日々をすごされているでしょう。

 

 

仙台のクリスマスの風物詩である定禅寺通り勾当台公園のイルミネーションの「仙台光のページェント」の動画を撮影して、YOUTUBEにアップした。その後、その動画を全世界に宣伝しようとしたら、「宗教系動画は宣伝できない」というメッセージが表示された。

 

 

ところで僕は先日、仙台の年間で有名な行事の一つであるクリスマスイルミネーションの「仙台光のページェント」を、メイン会場である定禅寺通り勾当台公園に動画を撮影に行って、それでその動画をYOUTUBEにあげた。動画は全世界に宣伝をすることもできるので、閲覧数を増やそうと思って英語で説明文を動画サイトに書いて宣伝しようと思った。全世界に宣伝をした方が当然ながら見る人も増えるから、宣伝をしない時よりも数倍も閲覧数が増えやすいのである。

 

ところが、他の僕の趣味である軍事、鉄道関係の動画は宣伝できたのだが、クリスマスの動画は「内容が繊細なことなので宣伝できません」というメッセージが返ってきて世界中に宣伝ができなかった。日本国内だけとか欧米のキリスト教国家だけにターゲットを絞って宣伝しようとしても、結果は同じだった。YOUTUBEの宣伝出来ない動画の規則に「特定の宗教、宗教儀式の宣伝はできません」という注意書きがあった。しかし、特定の宗教と宗教儀式は宣伝できないと言っても、クリスマスのイルミネーションすら宣伝できないとは、随分と厳しい規則だと思った。「『仙台光のページェント』のクリスマスイルミネーションを見て、『なんだ、このクリスマスイルミネーションは!けしからん!』とか怒る人がどこかにいるのだろうか?」と本当に不思議に思った。

 

 

どうやら理由は新興宗教団体、一部の宗教の過激派がYOUTUBEを使って宣伝活動をするので、クリスマスなどの在来宗教のお祭りの動画も一律に禁止になったようだ。

 

 

どうやらこれは、イスラム過激派、あるいは中東で戦争をしているユダヤ過激派などがYOUTUBEを使って自分たちの宗教の宣伝をする、あるいは今問題になってる統一教会などの新興宗教が同じくYOUTUBEを使って宗教の宣伝活動を防ぐためという目的から始まって、それがどんどんと拡大されてクリスマスイルミネーション、クリスマスを祝う動画を宣伝することも禁止になったらしい。クリスマスですら禁止ならあと数日でお正月だが、日本人特有の神社とお寺に行って初詣をする様子を動画に撮影してYOUTUBEサイトにアップするのはセーフだが、それを全世界に宣伝するのも恐らく禁止なのだろう。

 

先日山形県の山寺に雪が降る中に行った時の様子を動画に収めて、同じようにYOUTUBEにアップして宣伝しようと思ってキーワードで「お寺」「仏教」などと入力したら、「そのようなキーワードは認められません」という表示が出た。YOUTUBEがこんなに在来宗教に対しても厳しいとは思わなかった。

 

YOUTUBEで宗教的な動画の宣伝の禁止は凄く厳しくて、先日山形県の山寺に雪が降る中で途中まで山寺を登ってその様子を動画に収めたのだが、それでその動画をYOUTUBEにアップしてから宣伝しようと思って宣伝のキーワードで、「仏教」「お寺」「寺院」という言葉を入力したら、「そのような言葉は使用できません」というメッセージが出てきた。つまり、お寺、教会などの宗教施設を撮影してYOUTUBEにアップするのはセーフなのだが、それを全世界に宣伝するのはアウトらしい。これもやはり過激な宗教団体、新興宗教団体がYOUTUBEで宣伝活動をするのを禁止していて、そしてそのとばっちりで昔からある仏教、キリスト教のような伝統的な在来宗教の宗教施設を撮影して宣伝するのはダメなのだろう。

 

「宗教」に対してこんなにYOUTUBE運営が厳しいとは、予想もしていなかったことでとても驚いている。