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精神障害者を支援するゲートキーパー制度は機能するのか?

ゲートキーパー養成研修用テキスト

厚生労働省自治体が自殺防止、精神障害者の支援のために「ゲートキーパー制度」というのを導入しているが、僕はこれの効果を疑問視している。

 

 

 

僕はかつて精神障害者が集まって治療活動をするデイケアセンターにいたことがあるが、その通所者の中にはすごく自分勝手な人が何人かいた。決められたプログラムにちゃんと出ない人とかがいた。

 

 

厚生労働省が主体となってゲートキーパー制度というのを始めて、自殺防止、精神障害者の支援を始めているが、僕はこの制度の効果をかなろ疑問視している。つまり、精神を病んでいて疲れている人たちについてはゲートキーパーが声をかけて優しく接してあげれば、うつ病などの精神を病んでいる人たちはそれに応えて精神的に回復するだろうという安易な考えがそこにはあるから。

 

僕は20年以上前の20代に精神障害者が集まるデイケアセンターに1年間ほど通所したことがあるが、そこにいたのは音楽のレコードばかり聞いて誰とも話さないようなうつ病の人、「僕はここのデイケアに招待されて来ている。本来、仕事をしていればエリートビジネスマンになってるはずだ」などと勘違いをしていて、自分の気に入ったプログラムで好き放題にしゃべって、気に入らないプログラムには一切出ない人がいた。スタッフもその人が少しずつ変わればいいということで、あまり自分勝手な振る舞いをする精神障害者に対してはきつい注意はしないでいた。一方にはデイケアに通所しながらハローワークに行ってる軽症の人もいたから、そういう人にはゲートキーパー制度は効き目があるだろう。

 

 

その後、デイケアでは物足りなくなったから精神障害者が作業をして工賃を貰う作業所にも通ったが、そこでも統合失調症の人がいて、大人しい性格なのかと思ったら、突然に攻撃的な性格に変わることがあった。精神障害者は複雑である。

 

 

その後、デイケアでは物足りなくなったので、精神障害者用の作業所にも1年ほど通ったのだが、そこにもやはり重症な変な奴がいた。

 

A君という僕より少し年下の人と一緒にパソコンを2人で操作しながら、ギフトの発送と受け取った数を数えるという作業をEXCELを使いながら作業をしていた。A君はかつてIT企業に勤務していたので、エクセルにはとても詳しくてA君がメインで、A君に色々と教えてもらいながら作業をしていた。ところが、A君から教えてもらっていて何回かA君に「わかった。わかったから僕にやらせてくれないか?」と言って何回かマウスを彼から取り上げて僕が作業をしたことがあった。A君は「そうですか。どうぞどうぞ」と言って僕にマウスを渡してくれた。ところがそんなことが3回以上あると、A君は「僕は今日はちょっと気分が悪くなったので帰らせてもらいます」と言って帰ってしまうのだった。

 

それで、そんなことが1ヵ月くらい続いた時にA君が「、スタッフの人も同席している場所で、どうしてもGさん(僕のこと)に言いたいことがある」というので、おばさんのスタッフ2人が同席して作業が終わった後にA君と僕の4人でミーティングをすることになった。

 

すると、A君は急に悪魔のような笑みを浮かべて、「僕がこの作業所に来てから精神の状態が悪化しているが、それは全部Gさんのせいだ!」と、ものすごい大声で僕のことを罵倒し始めたのだった。そこにはいつもの穏やかなA君の面影は全くなかった、本当に映画「ジキル博士とハイド氏」を見ているような気持ち悪い感じだった。おばさんスタッフの2人も驚いて、「A君はこれからも何か困ったことがあったら、スタッフの人を呼んで、そこでキレるつもりなの?これから将来、就職しても自分の怒りをずっとためるだけためて、それから会社の上司を呼んでその場で今のようにキレて大声で同僚を罵倒するつもりなの?なんで、Gさんに不満があったら、その場でGさんに不満を言わなかったの?こういうやり方はおかしいと思わないの?」ということをA君に言った。A君の言い分としては、「Gさんが外見と目つきから”怖そうな人”というイメージがあったから、文句を言いたくてもいえなかった」ということだった。あと、A君は僕が卒業した公立の進学校の高校を受験したけど落ちたので、高学歴の人間にすごいコンプレックスがあることもわかった。

 

 

 

精神障害者の中には攻撃的な性格の人がいて、優しい声をかけると調子に乗って自分のやりたい放題にする躁状態がかなり強い人がいる。精神障害者は複雑であり、落ち込んでる人に優しい声をかけると感謝して立ち直るという単純な病気ではない。

 

 

つまり僕がここで言いたいのは、精神を病んでいる人に対してはゲートキーパー制度で優しく声をかけてあげれば、それに相応しく精神を病んでる人(メンヘラともいう)が

「ありがとうございました」などと言って涙を流して喜んで精神状態がよくなるというそんな簡単なものではなくて、メンヘラには色んなタイプがあって、極端な例なら京アニに放火した凶暴な引きこもりのメンヘラもいるので、ゲートキーパーがやさしい声をかけると、調子に乗ってどんどんと自分勝手なことばかり言ったりやったりする他人に危害を加えるメンヘラもヵなりいるという事実である。仮にゲートキーパーの人が若くてかわいい女性だったら、メンヘラの家で1対1で面接などをしていると、若い女性の身体を触ってきて性暴力行為に及ぶかもしれない。自殺願望の強いメンヘラの中には凶暴な症状の人もいることをよく自覚した方がいい。

 

 

それでは、そういう凶暴なメンヘラを救うためにはどうしたらよいのかというと、国の制度を変えるのが良い。中卒で高校を中退した人でも高校が入学が簡単で卒業が難しい制度になれば、とりあえず高校生ということで居場所ができる。高校を卒業した後にふらふら短期間のバイトをしてる人でも、大学入試がなければ取りあえずは大学生と言う居場所ができる。海外に対して日本が引きこもり、ニートによる犯罪が多い原因は学校の入試制度と会社の一括採用制度というふうに、欧米先進国から10年以上前から指摘されてる。