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有名芸能人の自死は悪い影響を与える

 

 

 

 

今日はコロナ禍が始まって以後に相次ぐ、有名芸能人の自死についてブログ記事を書こうと思います。「自殺大国日本」と言われるようになって20年以上が経ってますが自死をされる有名芸能人はかなり多いです。もちろん、上島竜兵さん、渡辺裕之さんのように自死をされた方々のご冥福をお祈りしますが、有名芸能人の自死は世間に与えるネガティブなショックが大きいという問題点があります。

 

 

僕は10年ほど前まで精神科クリニックに通院してたが、精神科医とカウンセラーは「有名芸能人の自死は、心の病で苦しんでる人たちの希死念慮を強くしてしまう」と言っていた。

 

 

僕は10年ほど前まで精神科に通院しており、20年ほど前は仙台市内の精神科クリニックが経営するデイケア、作業所にも通っていた。その時にお世話になった精神科の先生、カウンセラーのスタッフなどとはまだ交流が続いている。そこに通所していた同じような症状のメンバー数人ともまだ知り合いだけど、症状が悪化していたずら電話をかけてきて嫌がらせをしたり、会話ができない状態になった人たちとは関係を切った。メンヘラの一部には他人に八つ当たりをしてストレスを発散する変な連中もいるので。

 

それで、三浦春馬竹内結子などの有名芸能人が自死をした際にも、精神科医、カウンセラーはとても困った顔をしていた。「統合失調症双極性障害発達障害などのメンヘラの人間でも精神科に通院して安定剤と睡眠薬を服用しながら生きてるというのに、何の問題もなく仕事も順調にこなしていると思われる有名芸能人が何の前兆もなしに自死をされると、既に心を病んでいるメンヘラに非常に悪い影響を与える。『仕事が上手くいっているような有名芸能人でも自死をするのだから、メンヘラで精神的にも経済的にも苦しい生活の自分も死にたいという希死念慮が強くなった』などとカウンセリングで話す患者が出てくる。」ということを、僕の知り合いの精神科クリニックのスタッフは言っている。

 

 

自死をされた有名芸能人は気の毒な方々だと思うが、彼らは悩みを精神科医に相談するなど生き残るための努力をしたのだろうか?最近は精神科に通院する偏見も減っているから、悩みがあるなら休養を取ってカウンセリングを受ける方法を考えるべきだ。

 

 

もちろん、自死を選択したということは、有名芸能人にもいろんな悩みはあったのだろうが、彼らは本当に生き残るための努力をしたのだろうか?もちろん、彼ら自死をされた芸能人を弱い人だとか罵倒する気はないが、上島さんの場合なら「最近はコロナ禍で密着状態を避けないといけないので、私の得意なリアクション芸、熱闘風呂などができません。だから、コロナ禍が終わるまで芸能活動を中止して休養します。」と言って、しばらくは休養することも出来たはずだと思う。ネプチューン名倉潤うつ病になったので妻の渡辺満里奈と相談をして、半年ほど精神科に通院をして自宅療養をすることにした。その間、妻の満里奈と子供たちとよく話し合って家族関係を見直したりしてけっこう有意義な休養だったと、名倉はうつ病から復帰してから語っていた。

 

有名芸能人の突然の自死が多くの一般人、特にファンに影響を与えるということは、1986年の岡田有希子、1998年のXJapanのhideの自死でも明らかになっている。有名芸能人が精神科に通院するなどの精神を病んでるという報道とか、何の前触れもなく自死をすると、特にファン多いアイドル、歌手などの場合は後追い自死をする若者が出る。これが本当に精神科医、カウンセラーなどの心の病を治療しているスタッフを困らせることになる。だから人気がある有名芸能人の場合は、「私が死ぬと多くのファンに悪影響を与えるだろう」ということをよく考えてほしい。上島さんというお笑い芸人が亡くなった後にたけしさんまなどが、「悔しい、腹が立った」という声明を出したのはそういう意味が含まれてるのだろう。

 

 

有名人が自死をすると「日本のいのちの電話」がニュースなどで表示されるが、ここに3度電話をしたが繋がったことがない。「只今、スタッフが近くにおりません」というメッセージが返ってきただけだった。

 

 

それで、よく芸能人が自死をした後に「日本いのちの電話」などの厚生省が設置をした自死防止対策の相談センターの電話番号、メールアドレスなどが表示されるが、僕はここに3度ほどラインで通話をしようとしたことがあるが、3回とも「ただいま、スタッフが近くにおりません。のちほどかけ直してください」というメッセージが返ってきて、一度もスタッフと話すことができなかった。全く役に立たないお役所仕事である。ただ、僕の場合は10年ほど前に通院していた精神科クリニックにまた通院すればいいから、別に「日本いのちの電話」は必要ないけれど。

 

 

しかし、そもそも人生で悩んでいる人を救うのは伝統的な在来宗教の仕事であり、日本なら仏教のお寺の僧侶が行うことである。僕のドイツ人友達夫妻は熱心なキリスト教徒だが、子供の時は毎週日曜日に教会に行って神父さんと話をしていた。

 

 

僕はドイツ人の友達が多いことは既にこのブログで何度も書いたが、そもそも自殺願望があるとかそういう心の病で苦しんでいる人たちを救う仕事というのは、ドイツなどのヨーロッパ諸国ではキリスト教の教会の神父が行う仕事である。2012年春まで仙台の東北大学で勤務していたドイツ人弁護士夫妻は、2人ともかなり熱心なカトリック教徒であり、2人とも子供の頃は日曜日には教会に行ってお祈りを捧げて、家族全員で神父と会話をして懺悔などをしていたと言っていた。だから、ドイツ人友達夫妻は「日本は自殺大国などとありがたくないことを言われているが、キリスト教国家のように悩み事がある人は仏教のお寺のお坊さんに相談するべきだ。また、仏教の僧侶は単に葬式を出して終わりにするのではなくて、日曜休日には悩んでる人たちの相談を聞いてアドバイスをするべきだ。日本には仏教という歴史のある宗教があるのだから、それを活かすべきだ」と言っていた。

 

 

結局、日本の場合は仏教が「葬式仏教」などというお葬式を出すだけの宗教に成り下がってしまっているので、1995年3月にサリンを撒いたような「オウム真理教」という変な新興宗教に、多くの人たちが騙されるような形で入信してしまった。財産を全部売って出家信者にまでなった家族もいた。こんな変な宗教が復活しないためにも、仏教という歴史のある在来宗教が悩んでいる人たちを救済する活動するべきである。