Deutschland-Lab

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毎年8月15日前後には終戦記念特集をするが、そういう番組は終わりにするべき。

 

 

 

毎年この時期になると疑問に思うのは、「戦争は悲惨だ」という終戦記念特集番組はいつまでやるのか?また政府主催の「終戦記念式典」はいつまでするのかということ。

 

 

このような記事は過去にも書いたことがあるけど、毎年8月15日前後、特に8月1日から15日までは「戦争はこんなに悲惨だった」というナレーションと共に、特に昭和19年末から20年8月までに亡くなった日本人の特集番組をするが、軍事マニアでそういう番組を子供の頃からたくさん見た僕にとっては、そういう番組はもう見飽きた感じがする。

 

「戦争は悲惨だった」と終戦記念番組で言うが、全ての戦争は本当に悲惨なのか?日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦では日本は勝っていて、それらの戦争に勝ったからこそ、日本はアジアで人口10億人以上の中国を抜いてアジア国家の中で一番早く先進国の仲間入りをして、有色人種国の中では唯一サミットに参加できる国になれたではないのか?だから、この時期に「戦争は悲惨だ」というドキュメント番組を見る度に気分がすごく鬱になる。

 

かつて僕はこういうブログ記事を書いたことがある。

 

deutschland-lab.hatenablog.com

この記事は僕が今から10年ほど前に他のブログに書いたもののほとんどコピーだが、既に終戦60数年の時に、「もう終戦記念番組は終わりにしてほしい」と他のブログ記事に書いた。80歳から90歳の年寄りをテレビに出して、「太平洋戦争の体験を聞かせてください」とか、ちょっと奇妙に思える。僕も2005年という終戦60周年記念の頃までは終戦記念番組があるのは当然と思っていたが、流石に60年を越えてまだ終戦記念特集をテレビでやっているのを見ると、すごく違和感を感じるようになってきた。「もう60年も満州事変から第二次大戦の日本人の失敗を反省すれば、既に十分だろう」と思うようになってきた。

 

 

同じ第二次大戦の敗戦国であるドイツではもう政府主催の終戦記念式典というのは、1999年の時点で既にやっていなかった。日本も終戦記念式典は終わりにするべきだ。遠い昔の反省よりも今の北朝鮮、中国、ロシアの軍事力の脅威に備えるべきという報道番組を増やすべきだ。

 

 

 

また、こういう記事も書いたことがある。

 

deutschland-lab.hatenablog.com

この記事から文章を抜粋する。

 

日本人は、8月15日が何の日かはよく知っているけど、
「5月8日は何の日か?」
と聞かれても、多く人は知らないだろう。この日は、僕の大好きなドイツにとっては、76年前に第二次世界大戦に敗れて無条件降伏をした終戦記念日です。つまり、日本にとっての8月15日になります。僕はこの時期にドイツにいたことがあり、5月8日にベルリンに行ったことがありますが、日本のような戦没者追悼式というようなものは全くやっていませんでした。ただ、やたらと戦勝国であるロシア人の老人の団体が多かったと記憶しています。テレビのニュースでも、
「ロシア、フランスなどでは第二次大戦の勝利を祝う軍事パレードをやっています」
というニュースが流れているだけでした。

 

僕は1999年5月8日にドイツのベルリンに行ったことがあるが、ドイツにとっての終戦記念日である5月8日にベルリンに行っても、ドイツ政府が主催をした「終戦記念式典」というのは、既に何もやっていなかったのだった。ドイツでは5月8日の終戦記念日のナチスドイツが敗戦した日というのは、ごく普通の一日である。

 

僕が思うには80年近くも前の第二次大戦の敗戦の記録を引っ張り出してきて、「戦争はかくも悲惨だ」というドキュメントb番組を作るよりも、ウクライナ戦争を起こしてるロシア、覇権主義で日本領である尖閣諸島を占領しようとしている中国、日本にいつもミサイルを撃ってきて、さらに、「拉致問題はもう解決済み」と言って開き直っている北朝鮮の軍事力の脅威をドキュメント番組で特集をした方が、よっぽど今の時局によくマッチしていると思うのである。まあ、そう思っている日本人は僕以外にもかなり多いと思う。

 

もし8月15日に北朝鮮がミサイルを日本に向けて撃って、それが日本近海に着弾していたら、終戦記念番組などはほとんどがキャンセルになって北朝鮮のミサイルの報道特集になっていただろう。それが、日本の現状なのである。北朝鮮、ロシア、中国という仮想敵国の軍事力の脅威に備えなければいけないのが現状だ。「戦争は悲惨だから止めよう」というのは、北朝鮮、ロシア、中国政府に言うべきことである。なぜなら、日本政府と日本人は別に彼らの領土を侵略しようとはしていなくて、一方でこれらの3国は日本の領土を侵略しようとして挑発行為を繰り返しているのだから。