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岸田首相が辞めたら今の日本がマシな状態になるのか?

岸田首相“任命責任 重く受け止める” 柿沢法務副大臣辞任で | NHK | 法務省

「岸田首相辞めろ」「内閣総辞職をしろ」などと特に左翼系マスコミと国民が騒いでるが、岸田首相が内閣総辞職したら世の中マシになるのか?確かに政治資金パーティ裏金問題は重大なことだが、岸田首相が責任を取って辞任して新しく自民党議員が首相になっても何も変わらないだろう。

 

 

岸田首相と内閣の支持率がどんどんと下がっている。今の内閣支持率が17%でかなりの危険水域だから、恐らく予算が成立した後の来年の4月頃には解散総選挙か、自民党政権が続いて新しい首相が新しい内閣を組閣しているだろう。しかし、自民党の支持率も18.3%だが、その次の立憲民主党の支持率がたったの4.4%だから、やはり自民党が一番支持されてるのがよくわかる。一方で支持政党なしは62.5%もいる。だから、岸田内閣の支持率は17.3%だが、支持する政治家はいないというのも60%ほどいるはずだから、国民の中で60%ほどは「政治に興味関心がない、わからない」という無党派、無関心層が国民の過半数だとわかる。(苦笑)

 

このように、政治に興味がない、関心がないという無党派無関心層が国民の過半数なのに、政治経済も動いていく国というのは、世界中を探しても日本を始めとしてごく少数の先進国だけだろう。政権与党の自民党で、これだけ政治資金パーティ裏金問題とかあったのにまだ自民党が100-62(支持政党なしを引く)=38だから、38%のうち18%、つまり、半数近い国民が自民党を支持してることになる。2位の立憲民主党は4.4%の支持率で、その他の左翼政党は2%以下の支持率だから、左翼政党全部を合わせても38%の過半数の19%には遠く及ばないから、政権交代は絶対にないだろう。解散総選挙があったとしても、また自民党が政権与党でそれに公明か維新か国民民主の連立政権になるだろう。

 

 

僕は進学校卒から大卒だから周囲にはまあまあ賢い人が多いが、彼らは「首相が代わっても政権交代をしても大して日本は変わらない。2009年9月に誕生した民主党政権を思い出せばわかる。誰が日本の首相になっても日本は大して変わらないだろう」と言っていた。僕もそうだと思う。それに、新しい首相になっても1年後にはマスコミが煽って「辞めろ」コールが湧くだろう。

 

 

僕は仙台市内の公立進学校を卒業してMARCHレベルの私大卒業だから、僕の周りには文系なら東大法学部卒業とか、理系なら東大医学部卒業はいなくても東北大学卒業という友達はいる。だから、彼ら学生時代の友達と一緒にお酒を飲んだ時に話をすると、みんなはこういうことを言っていた。

「自民党から左翼政党に政権交代しても、結局は2009年9月に誕生した民主党政権の時みたいに、結局は妥協妥協して何も変わらないだろう。日本は経済力は強い国際企業と勤勉な国民性に支えられているから、別に政治家が何もしないでも、東日本大震災の時のような自然災害がもう一度起こらなければ、そんなに日本経済が落ちることはない。日本の外交については、アメリカとロシア・中国の同盟が日本の周辺で対立しているが、日本は日米同盟を破棄せずにいれば、3つの大国が核戦争を始めない限り大丈夫だろう」

だいたい、こういう中道な意見で落ち着く。極端なネトウヨ、ネトサヨみたいにことを言う人はまずいない。

 

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僕は岸田首相は5年ほどは続けるべきだと思うが、別に狂信的な岸田内閣支持者ではなくて、首相を1年か2年で辞めさせるという政情不安が長く続くと、昭和元年から20年までの大日本帝国末期のような状態になる危険性があるから。昭和元年から第二次大戦参戦の東條内閣まで、短期間の政権が乱立するという政情不安定が続いたので、大日本帝国は最悪の結末を迎えた。一方で明治から大正中期までは伊藤博文、桂太郎、山本権兵衛などのカリスマのある政治家が今よりも長期間の安定した政権だったから、日本は短期間で先進国の仲間入りが出来たのだ。だから、日本の首相は長期間の安定した政権の方が日本にとっても外国にとっても利益がある。だいたい、「日本の首相は誰ですか?」と外国人に質問をして、「知らない」という外国人がほとんどとい時代にまた戻ってしまうのは絶対に嫌だ。(苦笑)安倍さん小泉さんの長期安定政権の時は、ほとんどの外国人が日本の首相が誰かを知っていた。