- 兵庫県の鶉野飛行場にある博物館には、ここは神風特攻隊養成基地の跡だから、特攻隊員の遺書を読み上げるビデオが上映されていた。でも、僕は子供の頃から軍事マニアで神風特攻隊などの大戦末期の悲劇はたくさん知ってるから、免疫ができているせいなのかあまり感動しなかった。
- 僕のような軍事マニア、軍事評論家などは戦死した兵士の遺書とかたくさん読んでいるから別に感動することはないが、40歳を過ぎて特攻隊員の遺書を読んで泣いてる人とか見ると、「今までに戦争関係の話を読んだことがなかったのか?」とちょっと不思議に思う。
兵庫県の鶉野飛行場にある博物館には、ここは神風特攻隊養成基地の跡だから、特攻隊員の遺書を読み上げるビデオが上映されていた。でも、僕は子供の頃から軍事マニアで神風特攻隊などの大戦末期の悲劇はたくさん知ってるから、免疫ができているせいなのかあまり感動しなかった。
上は僕が3月上旬に行った兵庫県加西市にある鶉野飛行場にある博物館。ここにはかつて昭和18年10月から姫路海軍航空隊があり、ここで、主に上の写真で天井から吊り下げられている九七式艦上攻撃機で飛行機操縦を学んだ若い航空兵たちが、九州などの航空隊に配備されて神風特攻隊として沖縄沖に停泊する連合軍艦船に向けて特攻攻撃をかけた。
それで、ここの博物館でもここから約1キロ離れた防空壕でも、神風特攻隊員を俳優の人が演じていて、その人が出撃前に書いた遺書を読み上げるという形で若い命を散らせた神風特攻隊員たちが紹介されていた。
僕はこういう神風特攻隊員たちが貴重な命を散らせたから今の尊い平和があるというような紹介を見る度に、「またこういう神風隊員の遺書の演出か」というふうに思ってしまう。ちょっと冷たい態度に感じるかもしれないが、僕は小学生低学年から軍事マニアをしていて零戦などの模型を作っていたので、小学生の頃から「壮烈!神風特攻隊」という本などを持っていて読んでいた。だから、高校卒業の頃までに神風特攻隊、戦艦大和の沖縄への片道特攻などの本をたくさん読んだので、あまり日本の第二次大戦大戦末期の悲劇のドラマを見たり本を読んでもあまり何も感じなくなってしまったのである。
僕のような軍事マニア、軍事評論家などは戦死した兵士の遺書とかたくさん読んでいるから別に感動することはないが、40歳を過ぎて特攻隊員の遺書を読んで泣いてる人とか見ると、「今までに戦争関係の話を読んだことがなかったのか?」とちょっと不思議に思う。
もちろん、そういう人たちの悲劇を忘れるべきでないということはよくわかっているが、例えば戦記を書いてる人、軍事ジャーナリストなどは冷静に戦争の事実を記事に書いているのであって、神風特攻隊や陸軍部隊の玉砕の事実を調べる度に感動していては記事は書けない。僕も軍事マニア歴がかなり長いからそういう人たちに近い心理状態になってるのだろう。僕の友達の軍事マニアの人たちも同じように、あまり第二次大戦末期の悲劇に関するドラマを見て本を読んでもあまり感動して泣いたりすることはないようだ。僕も彼らも子供の頃から第二次大戦の歴史に接しているから、免疫が出来てるような状態になってるのだろう。(苦笑)
40歳を過ぎてるのに神風特攻隊員の遺書とかを読んで泣く人がいるが、女性は軍的なことに接することが少ないから女性が泣くのはわかるとしても、男性なのに40歳を過ぎて泣く人というのは、若い頃はほとんど第二次大戦の悲劇を描いたドラマ、本などに接したことがないのだと思う。僕のような軍事マニアからすると、むしろそういう人を見て不思議に思う。