
- 日本シリーズが終わった後に野球解説者が指摘しているように、今年の日本シリーズでは阪神の下位打線が全く打てなかったので阪神は敗退した。3試合は1点差で負けたが下位打線が打っていたら結果は変わっただろう。
- 阪神は今シーズンもセパ交流戦では7連敗を喫するなどパリーグのチームを苦手としている。東北楽天に対しては過去3年間で1勝8敗である。阪神はパリーグチーム対策を何とかしないと日本シリーズで勝てない。
日本シリーズが終わった後に野球解説者が指摘しているように、今年の日本シリーズでは阪神の下位打線が全く打てなかったので阪神は敗退した。3試合は1点差で負けたが下位打線が打っていたら結果は変わっただろう。
時間的な順番で言えば、ソフトバンクが日本シリーズで勝って、阪神が敗退した方がドジャースがワールドシリーズを制覇したのよりも先だけど、ドジャースのニュースの方が盛り上がっていたので、昨日、そちらの方を先にブログに書きました。
「ソフトバンク4年ぶりの日本一おめでとう!」という記事を書くべきなのだろうけど、僕は小学校6年生の時に西宮に住んでいたのでセリーグでは阪神を応援しているので、阪神が敗退したことをテーマにして書こうと思う(苦笑)。
阪神とソフトバンクの今年の日本シリーズはソフトバンクが大勝した第2戦を除くと、すべての試合が1点差という接戦だった。阪神は甲子園での3連戦で全ての試合を1点差で惜敗している。つまり、投手陣はソフトバンクの打線を何とか抑えたのだが、打線が一度も爆発せずに負けてしまったことになる。今年の日本シリーズの阪神の打線で打っていたのは1番の近本から4番の佐藤輝までであり、5番の大山以降の下位打線はチャンスでタイムリーが全く出なかった。これは、多くの野球解説者も指摘している阪神が負けた一番大きな要因だ。セリーグのシーズン中の試合のように、上位打線でチャンスを作って5番以降の下位打線がタイムリーを打って走者を帰すという野球が出来ていたら、阪神が日本一になれたはずだった。
阪神は今シーズンもセパ交流戦では7連敗を喫するなどパリーグのチームを苦手としている。東北楽天に対しては過去3年間で1勝8敗である。阪神はパリーグチーム対策を何とかしないと日本シリーズで勝てない。
しかし、それ以前に阪神のパリーグ球団に対する苦手意識がやはり日本シリーズではあったのだろう。例えば僕は東北楽天のファンだが、この3年間のセパ交流戦の楽天の阪神に対する対戦成績は何と8勝1敗と圧倒している。しかも、9回2死まで阪神が勝っていて阪神ファンが「あと1人!」コールをしている時に、楽天の小深田と小郷に逆転ホームランを打たれて負けるというシーンが2度もあった。そして、阪神は今シーズンの交流戦でも仙台で行われた楽天戦で3連敗したのを含めて7連敗を喫したのだが、幸い他のセリーグのチームも連敗していたので、首位から陥落することはなかった。
セリーグの球団がパリーグの球団に交流戦で勝てない理由はDH制があるせいだとか色々と言われているが、一つの大きな理由は移動距離の違いだろう。セリーグのチームは東京から広島カープがある広島までの移動で、本州にしかチームがないが、パリーグは北海道の札幌から九州の福岡にまでチームがあるので、北海道から九州まで移動しないといけない。パリーグのチームはこの遠距離の移動に慣れているが、阪神などの「セリーグのチームは2年に一度しかこの遠距離移動をしないから、どうしても、甲子園のある関西地方から東北、北海道、九州までの移動には慣れてないから選手たちは違和感を感じるのだと思う。
実は言うと僕は今年の楽天対阪神の交流戦は1試合見に行って、その試合は雨の中で行われて延長戦になって試合時間5時間というすごく長い試合になったのだが、最後は楽天がサヨナラ勝ちをした。当時は楽天はパリーグで5位と下位に低迷していたのだが、阪神はパリーグ下位の楽天に苦戦していた。ちなみに、ソフトバンクと阪神の交流戦も福岡で3連戦が行われていずれも接戦だったが、ソフトバンクが2勝1敗と勝ち越している。
阪神は南海、ダイエー、ソフトバンクと今回の日本シリーズを含めて4回対戦しているが、いずれも敗退している。阪神は今までに8回日本シリーズに出ているが2回しか日本一になってないので、対パリーグチームの対策を何とかしないと来年もまた日本シリーズで負けるかもしれない。