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ポーランドのグジニアに展示されていた第二次大戦時の駆逐艦(その1)

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第二次世界大戦で使用された軍艦は日本国内ではどこにも展示されてないが、ポーランドのグジニアには「ブリスカビィカ」という駆逐艦が保存展示されている。

 

このブログ記事では、ポーランドのグジニア(グダンスク近くの軍港町)に保存展示されている元自由ポーランド海軍所属の駆逐艦「ブリスカビィカ」の写真を紹介する。僕は2007年7月にポーランドとドイツを旅行した時に、ポーランドの都市グダンスクを訪れた時に、ホテルの観光案内パンレットでグダンスクの隣町のグジニアに、第二次世界大戦を戦った駆逐艦「ブリスカビィカ」が保存展示されていることを知った。それで、この駆逐艦を見てみることにした。

 

ブリスカビィカ」は英語だと「ライトニング」(稲妻)という意味で、1939年9月1日にナチスドイツ軍が攻めてくる直前にポーランドを脱出してイギリスへ逃亡した。理由は当然ながら、ドイツと戦争になるとドイツ海軍に沈められるのが目に見えていたからである。


「ブリスカビィカ」は第二次世界大戦では、ポーランド本国が1939年9月に降伏した後にポーランド人たちがイギリスのロンドンに樹立した、自由ポーランド軍所属の軍艦として多くの作戦に参加して戦功をあげた。ポーランドには日本の左翼のような祖国を嫌うという国民は誰もおらず、ポーランド人の誰かが国歌を歌うと周りの人も国歌を歌いだすという国民性なので、「ブリスカビィカ」を訪問して敬意を示すポーランド人は今でも多い。学校の社会科見学で「ブリスカビィカ」を訪問している生徒たちもいた。

 

今までにポーランド海軍が所有した軍艦で、この駆逐艦「ブリスカビィカ」と同型艦「グロム」「ブルザ」が最も大きな軍艦である。「ブリスカビィカ」と「ブルザ」は、第二次世界大戦中に多くのドイツ海軍との海戦に参加して生き残った。

 

 

「ブリスカビィカ」は第二次世界大戦中に多くの海戦に参加してドイツ海軍と戦い、生き残った。

 

 

駆逐艦「ブリスカビィカ」のウィキペディアの説明はこちら。

 

ja.wikipedia.org

 

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艦橋と主砲をアップした写真。

 

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駆逐艦の主要兵器である魚雷発射管。駆逐艦は小型艦であるが、魚雷が数本命中すれば大型艦の正規空母、戦艦も撃沈することが出来た。

 

こちらの動画は駆逐艦「 ブリスカビィカ」とは直接関係はないが、「ブリスカビィカ」が展示されているグジニア軍港を、日本海上自衛隊の護衛艦が親善訪問した時の様子。第二次世界大戦ではポーランドは連合国側だったけど、日本の軍艦に対する嫌悪感は全くなくてポーランド国民から歓迎されている。だいたい、世界中で反日というのは特亜三国くらいである。

 

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(その2)に続く。