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なぜ僕はドイツびいきなのか?

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 日本もドイツも国際連合に多くの貢献をしているのに、未だに国連には「敵国条項」があって、日独は戦勝国の敵国の扱いを受けている。日本とドイツは「敵国条項」廃止のために、協力しないといけない。

 

僕の日記を読んでいると、みなさんは、多分、
「novaluewriterさんは、なぜそんなに第二次大戦当時のドイツ軍、ドイツ人をひいきするのか?」
と少し疑問に思われていいるかもしれないですね。これには僕なりの理由があります。 まあ、多くのドイツびいき、ドイツ軍マニアの人も、恐らく、同じ理由でしょうけどね。上の写真はベルリンにあるドイツの国会議事堂です。


現在、日本とドイツは国際連合からいまだに旧戦争犯罪国家として、「旧敵国条項」を適用されており、国連では充分な発言、行動が行なえていない。第二次大戦の戦勝国主導で作られた国際連合が真の国際機関となるためには、まず、日本、ドイツの特別扱いを解除する必要がある。日本、ドイツ共に国連の旧戦勝国(特にアメリカ)の言いなりになってお金、人員を国連の色々な活動に供出してきた。日本は財政赤字が酷いというのに、OECDなどで色んな貧しい国の経済発展に貢献してきた。ドイツは成年男子全員に兵役の義務が2012年まであったので、旧ユーゴ、アフガンなどに国際連合と(北大西洋条約機構)の決定に応じて派兵までした。

しかしながら、いまだに「旧敵国条項」が撤廃される気配はない。これは、日本に対しては中国、朝鮮半島の国などが反対しており、ドイツに対してロシア、イスラエル、東欧の国々が反対しているからだという。

 

 

日本とドイツの常任理事国入りには、日独から戦争で被害を受けた国から反対の声が上がっている。またドイツのメルケル首相は「日本はお金を出すたけでなくて、ドイツのように人的貢献もするべきだ」と述べている。

 

 

それ以外の国々、特に日本、ドイツによる戦争被害を受けていない、アフリカ、アラブ、南アジア、南米の国々などからは全く反対意見はあがっていないという。この地域の国々は国連の総会で、
「米、英、仏などは19世紀の後半に我が国を植民地にして、さんざん虐めていた。そんな連中が“常任理事国”などお笑いだ。ちゃんと謝罪し、OECDに大金を出して経済援助までしている日本とドイツの方がよっぽど立派だ」
「中国、ロシアは、人権、経済、環境問題などで世界の劣等生ではないか。核爆弾維持、軍事費に国家予算の多くを使い過ぎている。第二次大戦の戦勝国というだけで常任理事国なんておかしい」
などと発言し、国連組織を見直すことを提案しているという。

以前、ドイツのアンゲラ・メルケル首相が訪日した際に、
「日本は国連の常任理事国入りを目指しているようだが、そのためには、お金だけではなく、もっと人的貢献もするべきである。ドイツはアフガニスタン、イラクなどにドイツ連邦軍を派兵して、1999年にはNATOの一員としてコソボの空爆にも参加した」
と発言し、軍事組織があるのにその活動、存在を認めようとしない日本の某政党を牽制した。

 

こちらが旧敵国条項のウィキペディアでの説明。

 

ja.wikipedia.org



 

いずれにせよ、僕がドイツ人と話をすると、
「今度、戦争するなら、ヘタレのイタリア抜きで・・・」
ではなく、
「日独両国は、お互いによく提携して国連常任理事国入りを目指さなければならない。旧敵国条項の撤廃は日独同時でなければならない。日本だけが常任理事国になり、ドイツがなれないなどということがあってはならない。」
という意見で一致することが多い。大体、冷静に考えれば、日独の内、1国だけが先に敵国条項が撤廃されるなどということはないと思うけど。

 

しかし、日本でもドイツでも現代史と政治情勢に興味がない人が増えており、日独が第二次大戦で同盟していたということ、日独が国連の常任理事国入りを目指してることを知らない人がいる。

 


しかし、日本人、ドイツ人のこの問題の認識について、かなりがっかりする現実もある。日本の若者100人に、
「第二次大戦の枢軸国、連合国はどこですか?」
と質問すると、半分以上が正しく答えられなかったという。

10年以上前にドイツにいた時に、テレビでクイズ番組を見ていると、
「現在、ドイツはある国と共に国連の常任理事国入りを目指していますが、それはどこの国でしょうか?」
という問題があった。そのクイズは、「日本、メキシコ」などの四択から解答するのだった。頭が少しハゲている40代半ばと思える中年のおっさんが数分間悩んだ後に
「メキシコ」
と答えたのだった。僕はこれには本当にビックリした。若者ならともかく、子供のいる世代の中年のおじさんがわからないとは!!

アナウンサーが、
「残念!正解は日本です」
と言うと、おじさんは、
「日本?日本は既に常任理事国になっていると思ってました。勉強になりました」
などと、苦笑いして言っていたのだった。
「新聞の政治欄を一度も読んだことがないのだろうか?あのおっさんの子供は間違った教育を家で受けてしまうから、本当に可哀想だ。僕の親父は歴史について詳しかったから本当によかったな」
と思ったのだった。
 
 
日本でも歴史の知識不足の方々は、
「大日本帝国に対してだけ東京裁判があって、戦勝国が敗戦国を一方的に裁いた。白人による人種差別だ」
「連合軍は日本に原爆を落としたが、ドイツには落とさなかった。人種差別だ」
などと言っている。だが、これは、全くの知識不足。
 
ナチス・ドイツに対してもニュルンベルク裁判というのがあり、12人の被告に絞首刑 が言い渡された。だから、日本の右翼の人たちが、
「東京裁判は茶番だ」
といくら騒いでも覆るわけがないのには、日本とドイツがワンセットという理由がある。南京事件の責任で死刑になった松井大将が無罪ならば、ナチスの国家元帥だったゲーリングも無罪ということになる。こんなことは残念ながら絶対にあり得ない。
 
原爆については、ちょっとした歴史の空白であるが、ナチス・ドイツが降伏した時(1945年5月8日)は、まだ原爆は完成しておらず、実験前だったのである。1945年7月16日にニュー・メキシコ州で実験に成功し、すぐさま投下に向けての準備が行なわれた。だから、ドイツに原爆が落とされなかったのは人種差別ではない。
 
 
とにかく、旧敵国条項の撤廃、旧戦争犯罪国家という汚名をそそぐため、日本とドイツは政府レベル、個人レベル、全ての関係においてよくよく協力する必要があるだろう。