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近鉄電車の写真(2)

 

 

 

今日は前回に続いて、また近鉄特急電車の写真をアップしようと思います。仙台在住の僕が近鉄電車が好きなのは、前回のブログにも書きましたが、亡くなった父が銀行員で転勤族だったので小学校の頃は全国を引っ越して住んでおり、小学校5年生6年生の時は父は大阪支店勤務で阪急西宮北口駅の近くに住んでいたからです。でも、阪急電車は通勤電車が多くて全部同じマルーン色の車体だったので、父と吉野まで行った時に近鉄特急に乗って、それ以来、近鉄電車が好きになったのです。

 

 

近鉄は2020年3月から80000系「ひのとり」を名阪特急で運用している。この特急は30年以上も名阪特急で使用されているアーバンライナーの後継特急だが、まだ8編成しかないので主力ではない。でも、3編成しかない観光特急「しまかぜ」よりは予約が取りやすい。

 

 

上の写真は2020年3月より名阪特急で運用されている近鉄80000系「ひのとり」である。僕はこの新型特急電車に2020年10月に難波から名古屋まで乗った。写真は大阪難波駅で撮影した写真。近鉄は名阪特急に「ひのとり」を8編成投入して、1988年から運用されて旧式化している「アーバンライナー」の後継車両としているようだが、まだ、名阪特急の主力は「アーバンライナー」である。でも、8編成もあるので3編成しかない50000系の観光特急「しまかぜ」よりは切符を買える確率は高いので、大阪と名古屋を移動する際はけっこう簡単に乗れる。

 

 

写真は僕が座った「ひのとり」のプレミアムシートである。プレミアムシートは先頭と最後尾の車両にありここは少し料金が割高であるが、新幹線のグランクラス、国内線飛行機のファーストクラスと同じレベルのシートとなっている。「ひのとり」のプレミアムシートの割増料金は1000円程度なので、1000円でこれだけ豪華なシートに座れるのはかなり割安だといっていい。携帯の充電機能もあるし、座席のリクライニングも十分である。しかも、プレミアムシートのある先頭と後方車両では、前面展望と後方展望を見ることができる。だから、大阪~名古屋を移動する時は、新幹線ではなくて一度は近鉄特急「ひのとり」に乗るべきだと思う。

 

 

「ひのとり」の写真をもう1枚。こちらは終点の近鉄名古屋駅で撮影したもの。「ひのとり」がすぐに折り返し運用されるのではなくて、名古屋駅から一度車庫に向かう回送運転になった時を撮影した。近鉄の乗務員と駅員はとても親切で、実は言うと僕は名古屋駅に着く前にポケットを探ったら、難波駅近鉄電車の撮影に夢中で乗車券を落としていたことに気づいたのだが、車掌にそれを言ったら車掌は車掌室に僕の落とした乗車券を保管していてくれた。

 

 

2017年6月に50000系観光特急「しまかぜ」に乗った。「しまかぜ」は2012年3月から運用されてるが、3編成しかないのでデビューした時には既に1年先まで予約されていた。「しまかぜ」の座席は非常に快適でマッサージ機能まであるので、せっかく乗ったのに僕は最後の30分ほど眠ってしまった。(苦笑)

 

 

次は近鉄50000系観光特急「しまかぜ」に乗った時の話を紹介する。上の写真は「しまかぜ」を近鉄難波駅で撮影したもの。やはり「しまかぜ」は人気があるので、僕のような鉄オタ意外の人たちも乗る前に撮影をしていた。「しまかぜ」は3編成しかないので、難波・京都・名古屋から賢島間で運用されているが、なかなか切符を取るのが難しくて、2012年3月に運用が始まった時は既に1年先まで予約で一杯だったという。それで、僕が「しまかぜ」を予約できたのは2017年の6月の平日という閑散期だった。恐らく、今でも「しまかぜ」は夏冬春の休み、ゴールデンウィークなどの連休期間は予約が難しいと思う。

 

 

 

この写真は僕が座ったプレミアムシートの座席で、座席はかなりゆったりとしてリクライニングシートであり、マッサージ機能までついていて、温泉宿の有料マッサージチェアのように肩や背中をマッサージしてくれる。だから、せっかく楽しみにして乗った「しまかぜ」なのに、あまりにも座り心地が良かったので、僕が降りたのは宇治山田駅だったが最後の30分くらいは眠ってしまった。みなさんも「しまかぜ」のシートはとても心地よいので、眠ってしまうことには注意するべき。(苦笑)

 

 

 

この写真は「しまかぜ」のカフェでアイスクリームを食べた時に撮影したもの。「しまかぜ」は4号車が2階建てのカフェ車両となっており、ここで軽食ドリンクなどを取ることが出来る。しかし、「しまかぜ」の最長区間である難波から賢島まで乗ったとしても2時間ほどで着くから、当然、本格的な食事はできない。ここには常に若い女性のアテンダントが数名勤務している。今の近鉄特急で女性アテンダントがいるのは、恐らく「しまかぜ」だけだと思う。

 

 

 

「ひのとり」「しまかぜ」の最も高い座席は、共に新幹線のグランクラスと同じくらい座り心地がいい。1000円ほど追加料金を払うだけでこんな豪華な座席に座れるのだから、一度は乗るべきだと思う。でも、周りの乗客のマナーが悪くて落ち着かないこともある。(苦笑)

 

 

この記事では近鉄の自慢の特急であり「ひのとり」「しまかぜ」を紹介しました。両方の特急ともに1000円ほどの割増料金が取られるが、座席はかなり豪華でサービスもいいので、土産話のためにもこれらの特急に乗ることをお勧めします。ただし、「しまかぜ」に乗るという貴重な体験をした時に、周りに座っていたのがお酒を持ち込んでいる初老男性の団体であり、この人たちがマナーが悪くて騒いでいたのが残念でした。でも、近鉄の「ひのとり」「しまかぜ」という珍しい特急に僕が乗ろうと思っているということは、全国の他の人たちもそう思っているということなので、運が悪いとマナーの悪い客が近くに座ってしまうこともあります。(苦笑)