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ラグビー日本代表、初戦勝利おめでとう!ラグビー競技の難しさ

ラグビー日本代表 2023年テレビ放送予定・試合日程・結果一覧 | Goal.com 日本

 

昨日(9月10日)はラグビー日本代表がチリ代表とW杯フランス大会で対戦をして、42-12で勝利を収めた。TVで観戦をしていてとても嬉しかったし、本当におめでとう!

 

 

高校の体育の授業でラグビーをプレイしたことがあるが、運動が苦手だったのであまりボールが回ってこないはずのウィングにしてもらった。でも、実際にラグビーが始まると他の生徒は自分がタックルされるのが嫌なのでパスをして、すぐに僕までボールが回ってきてしまった。だから僕はパニックになった。

 

 

実は言うと僕も高校時代に数回ではあるが、ラグビーを体育の授業でプレイしたことがある。だから、ラグビーのルールは大体ではあるが知っている。基本的にボールを前に投げてはいけないし、相手選手にタックルをされて倒されたら自らボールを離さないといけない。倒されたのにボールを離さずに抱えんでしまうと、その後のプレイが続かないからである。だから、TVでラグビーを見ていても大体のルールはわかる。

 

高校1年生の時のラグビーの授業では1クラス45人いたから、15人ずつで3つのチームを作って練習試合をすることとなった。僕は身長が小さくてフィジカルが弱くて足も遅かったから、スクラムを組んだ時にはあまりボールが回ってこないウィングにしてもらった。ところが初めてのラグビーなので、実際にスクラムを組んでボールが出てきた時に、僕の方に向けてボールが回ってきたのだが、初めてのラグビーだからみんな相手選手からタックルをされて土のグラウンドに倒されるのが嫌だったから、すぐに隣の選手にパスを回して、端っこのウィングだった僕のところまでボールが回ってきてしまった。

 

これには運動が苦手で文科系の生物部員だった僕は本当に困ってしまい、僕もタックルをされるのが嫌だから味方の誰かにパスを出したかったのだが、他の選手はみんな僕の前にいるから、他の選手にパスを投げるとスローフォワードになって反則になってしまう。それでも、僕がボールを持っているから相手の選手は僕に向かってプレッシャーをかけてくる。そこで運動が苦手な僕はパニックになって、ボールを放り出して逃げ出してしまった。それで数歩走ったところで頭を抱えてしゃがみこんでしまった(苦笑)。

 

そこで、体育の先生が苦笑いをして近寄ってきて、「あまり疲れることはしないように」と僕に声をかけた。そこで体育の先生は「お前らがみんな相手にタックルを割れるのが嫌だから、すぐに横にいる選手にパスを出してしまったから最後にウィングのG(僕のこと)が困ってパニックになってしまっただろ?それではダメなんだよ。ボールを貰ったら相手に向かって行って、少なくとも1人の選手が1人はかわすぐらい頑張らないといけないんだよ。そうしないとラグビーにならないだろ?」と言って他の選手たちに注意をした。

 

同級生の他の選手たちも、「ごめんね、G君。みんなタックルをされるのが嫌なのですぐにパスを出したから、あっという間に君にまでボールが回ってしまったね。ボールを受け取ったら、相手のディフェンスに挑戦しないといけなかったんだ」と言って謝った。僕は自分がヘタレだからボールを放り出して逃げてしまったと思って情けなく感じていたのだが、その前に他の選手たちがすぐにパスを出したのが間違いだったとわかって何か安心した。

 

それで、これはどうやら初めてラグビーをすると誰にでも起こることらしい。当然、日本の学校では芝生の校庭は少ないから、相手にタックルをされて土のグラウンドに倒されてケガをするのは嫌だから、初めてラグビーをプレイする人はすぐに横にいるチームメイトにパスをして逃げてしまう。それではラグビーにはならないのである。ボールを貰ったら相手のディフェンスに向かって行って少なくとも相手の1人の選手は抜くように努力をしないといけない。ここがラグビーの面白いところになる。でも、身長が小さくて足も遅くて運動が苦手だった僕は、最後までラグビーは苦手だった(苦笑)。

 

 

それで、午前中の体育の授業でラグビーをプレイすると、午後の授業では生徒たちは疲れ切って授業に集中できなくなってしまった。そこで他の科目の先生たちから苦情が出て、その後は体育の授業ではタッチされたらボールを離すタグラグビーをプレイすることになった。

 

 

その後、体育のラグビーの授業は何回か行われたが、本当のフルのラグビーを例えば午前中の2時間目の授業にあったりすると、もう午後の授業では体育のラグビーで生徒たちは疲れ切ってしまって、全員が大学に進学をする進学校なのに授業に身が入らない状態になってしまった。それで、他の教科の先生から苦情が出たようで、ラグビーの授業は途中からタッチをされたらボールを離さないといけないタグラグビーに変わったのだった(苦笑)。これなら、タックルをされて地面に倒されることはないのでそんなに体育の授業で疲労せずに済んだ。

 

みなさんも実際にラグビーをプレイしてみるとわかるが、僕は体育の授業では1試合10分間プレイをしたのだが、それでもその後の英語、数学の授業などを受けるのがすごく辛く感じるくらいに疲れた。同級生の生徒たちもみんな疲れて「ラグビーは嫌いだ」と言っていた。だから、ラグビーは最低でも中3日空けないと試合をしてはいけないことになってる。そうしないと、下手をすると選手が死ぬ危険性があるからである。まあ、これは実際にラグビーをプレイしてみればわかることだと思う(苦笑)。