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ラジー賞受賞作品なのにヒットした作品

アルマゲドン : 作品情報 - 映画.com

ラジー賞(ゴールデンラズベリー賞)という最低作品賞の発表がアカデミー賞の時期にあるが、1998年の「アルマゲドン」のようにラジー賞ノミネートなのに興行的にはヒットした作品がたくさんある。

 

 

そろそろ、ハリウッドのアカデミー各賞の候補が出揃って、映画関係者と映画ファンはどの映画がアカデミー作品賞を受賞するかとか、誰が主演男優賞女優賞を受賞するのかとか気になっているだろう。でも、僕は最近10年間はあまり映画館で映画を見ておらず、理由は「別に映画館で見なくても3か月くらい後にはブルーレイになって発売されるし、有料ネット放送でレンタルすることができるから」というのが理由である。(苦笑)それに、今はシネコンの入れ替え制度だから映画館で1回しか見れないので、何度も見れるネットレンタルの方がお得といえばお得である。(苦笑)

 

それで、映画について書けば、ラジー賞(正確にはゴールデンラズベリー賞)を受賞した作品が、なぜか興行的には大ヒットした例が多い。今年、2024年度も「エクソシスト 信じる者」と「エクスペンダブルズ ニューブラッド」がラジー賞にノミネートされたが、この2作は興行的にはけっこう話題を集めてヒットしそうである。

 

1998年度は「アルマゲドン」が作品賞と最低主題歌賞の2部門でノミネートされたが、両者とも興行的にはヒットした。なぜ、ラジー賞候補なのに興行的には成功するのかというと、基本的に大衆娯楽の映画ではストーリーはくだらばくても、まあまあ怖いホラーシーンがある、CGで出来たアクションシーンがすごかったという理由で興行的にはヒットするのようだ。

 

 

アカデミー作品賞というのは、大学教授、映画制作関係者などの映画にすごく詳しい人達が評価した作品が選ばれるので、こういう人たちはある程度インテリだから、一般大衆にとってはちょっと難しい作品を選ぶ傾向がある。

 

 

一方でアカデミー作品賞受賞作品というのは、アクションシーンの出来の良さに加えて、シナリオの素晴らしさ、人を感動させられるかなどという点を審査されて、しかも、それを審査するのが有名大学文学部教授とか、映画取材の仕事を何十年もやっている映画評論家たちだから、やはり、大衆が好むアクションとホラーシーンがすごかったという娯楽作品とはちょっと差が出る。だから、アカデミー作品賞受賞作品なのにヒットしない映画とか、ラジー賞受賞作品なのに大ヒットした作品があるのである。

 

 

僕自身は両親がまあまあ高学歴だったので、子供のころから父と母から「この映画はいい映画だ。この映画はつまらなかった」などと教えられてきたから、けっこう名作映画と駄作映画を見分ける目はあったと思う。だから、インテリぶるつもりはないが、同級生の友達が好きなアクション映画、ホラー映画などはあまり見る気にならず、よく話が合わないことがあった。(苦笑)