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プロ野球の順位予想は何で当たらないのか?

 

 

 

今年もようやく今日からプロ野球シーズンが始まるが、プロ野球の順位予想は長年プロ野球界で生活しているプロ野球解説者が予想しても当たることがない。その理由について考えてみようと思う。こういう記事は過去にも書いたことがあるかもしれないが、この時期にはやはりスポーツ観戦ファンとしては書きたくなるので。

 

 

プロ野球関係者の順位予想が絶対に当たらないのは、シーズンが始まってみると新人選手が予想外に活躍したり、ある程度は活躍すると思われていたベテラン選手がケガをして長期間休養したりするから。シーズン前のデータはほとんどあてにならない。

 

 

僕は仙台市在住だから、東北楽天のファンだが、今年の楽天の順位は最高で2位、最低なら5位と予想している。絶対に1位でクライマックスシリーズ進出と最下位だけはないと思う。

 

2位になれる条件としては新人選手が予想外れの大活躍をして、チームを牽引すること。あとは、ベテランの田中が去年は6勝しか出来なかったが、ベテランの意地を見せて10勝以上すること。2022年も阪神の佐藤輝明が予想を上回る活躍をしてチームを牽引して、翌年の優勝に貢献したし、ヤクルトの村上もまだ20歳だった2年目からホームラン36本を打って、2021年のヤクルトの日本一に大いに貢献した。こういう予想外の活躍をする新人が楽天でも出現する可能性が高いので、楽天の最下位というのは絶対にないと思う。

 

もちろん、松井裕樹が抜けた穴は大きいから、去年の10月終了時点の戦力だけで今シーズンを戦うのなら、最下位は確実だ。でも、新しい戦力をシーズンオフに補強して、調整もしているから、去年10月時点とは楽天の戦力は随分と違う。特に2022年ドラフト1位の荘司投手は今シーズンは10勝以上できる能力が十分にある。

 

そこで、プロ野球解説者の順位予想は滅多に当たらないということの結論になるが、今でに書いてきたように、新人が予想外の活躍をするとか、ある程度は活躍するだろうと思われたベテランが急に落ちぶれて活躍しないとか、外国人選手が予想以上の活躍をするということがあるので、そういうことが実際にシーズンが始まってしまうとよくあるので、プロ野球解説者、プロ野球記者の順位予想は当たらないのである。

 

 

例えば、1988年の阪神タイガースは開幕時のスタメンには真弓、バース、掛布、岡田が揃っていたが、バースは息子が難病になったので帰国して、掛布はケガをしてシーズン途中で引退宣言をした。このようにシーズン中に何が起こるかわからないのである。

 

 

例えば、1988年の阪神タイガースは開幕時のオーダーには真弓、バース、掛布、岡田が揃っていて、順位予想でも上位にあげる人が多かったが、シーズンが始まるとバースは息子が難病にかかったのでシーズン途中でアメリカに帰ってしまい、34歳の掛布は頭部に死球を受けた後から急に調子が悪くなって、シーズン途中で引退を宣言するという状態になった。こんなシーズンだったから、タイガースは1988年はダントツで最下位に終わった。このように予期せぬことがシーズン中によくあるので、野球解説者、野球記者の予想順位は滅多に当たらないのである。

 

僕の期待としては、楽天の順位予想がいい意味で外れて9月末には2013年以来のリーグ優勝を果たして、クライマックスシリーズも勝ち進んで、10月末には日本一になってもらいたい。これは、全ての楽天ファン共通の願いだろう。