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所沢航空発祥記念館は軍用機の展示が多かった

 

所沢市にある所沢航空発祥記念館の展示は、戦前はここに陸軍航空隊の基地があったことが理由で、陸海軍航空隊と自衛隊が使用した軍用機の展示が多い。ほとんど軍用機博物館である。

 

 

5月18日土曜日に横田基地友好祭に行って、翌日の日曜日には所沢にある航空発祥記念館に行った。所沢が日本航空発祥の地というのは、明治時代末期にここに日本で初めて日本陸軍が主体となって飛行場が建設されたことである。以後、ここには日本陸軍航空隊の飛行場があった。この博物館がある敷地が公園になっているが、その公園はかつては陸軍航空隊の飛行場だったのである。

 

それが理由だろうけれど、この博物館に展示されている航空機は、ほとんどが航空自衛隊創設時に米軍から自衛隊に与えられた航空機であり、民間機の展示はほとんどない。だから、軍用機が好きな軍事マニアが行ったら大喜びするだろう。写真に写っている3機のヘリコプターも1階に展示されているのがシコルスキーH-19、バートルV-99であり、天井から吊り下げられているのはOH-6カイユースであり、これらは全部が初めは自衛隊のためにアメリカから購入して、その後に消防隊、警察、民間に与えられたものである。この3機のヘリのうちOH-6カイユースはまだ現役であるが、2機はもう退役している。

 

写真に写っていない所に展示されている航空機も、航空自衛隊がジェット戦闘機パイロット養成のために初めて国産で製造した富士T-1B、日本航空協会によって重要航空遺産に認定された九一式戦闘機の胴体など、軍用機の展示がほとんどである。もちろん、自衛隊と民間の両方で使用された航空機も展示の中にはある。

 

こちらが、僕がYOUTUBEにアップした所沢航空発祥記念館の動画。

 

youtu.be

 

戦前の陸海軍と自衛隊が使用した軍用機の展示が多いが、ジェット旅客機のコックピットを再現した展示、ゲームにもなっているフライトシミュレーターを操作できる展示もあるので、航空機が好きな人にとってはとても面白い博物館だと思う。

 

 

それ以外のアトラクション展示では、ジェット旅客機のコクピットを再現したもの、ビデオゲームにもあるフライトシュミレーター、飛行機が飛ぶ仕組みを解説したものなどがある。しかし、ここの博物館の生い立ちから歴史では昭和20年の終戦まではここに陸軍航空隊の基地があったことが説明されているので、展示も当然ながら戦前の陸海軍航空隊と戦後の自衛隊保有の航空機の説明が多かった。僕が去年9月に行った、青森県にある三沢航空科学館と似たような雰囲気の博物館だった。

 

自衛隊がかつて使用していた軍用機の展示が多いが、西武鉄道所沢駅から秩父方面の電車に乗って次が航空博物館駅とアクセスも容易であり、かなり面白い博物館なので首都圏に住んでる人は一度は行く価値はあると思う。