![アイアン・スカイ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/9186nn-upxL._AC_UF1000,1000_QL80_.jpg)
- 2012年に公開された映画「アイアン・スカイ」は、トランプ政権の誕生を予言したような映画である。月の裏側から攻めてきたナチス第四帝国と地球軍が宇宙戦争をして地球軍が勝つが、アメリカ大統領が「アメリカが主力となって勝利したので月の資源を独占する」と言ったので、宇宙でも地球でも戦争が起こり地球は滅んでしまう。
- かつてマイケル・ムーアが制作した映画「華氏911」は、ジョージ・W・ブッシュ大統領を批判して多くの映画賞を受賞して興行的にも大ヒットしたが、トランプ大統領による横暴な政治が続くと、絶対にトランプを批判した映画がどこかの国で制作されて大ヒットするだろう。
2012年に公開された映画「アイアン・スカイ」は、トランプ政権の誕生を予言したような映画である。月の裏側から攻めてきたナチス第四帝国と地球軍が宇宙戦争をして地球軍が勝つが、アメリカ大統領が「アメリカが主力となって勝利したので月の資源を独占する」と言ったので、宇宙でも地球でも戦争が起こり地球は滅んでしまう。
2012年に公開されたフィンランド製の映画「アイアン・スカイ」は、まるで今のアメリカのトランプ大統領の出現を予言したかのような映画である。アメリカの極右思想の女性大統領とその閣僚が世界一の超大国のリーダーとして威張っていることを批判していて、結局、アメリカ大統領政権の横暴のせいで地球が滅びてしまうのだ。僕はかつてこの映画についてブログ記事に書いたことがあるが、その時の記事の題名は「プーチンにまんまと騙された世界」というタイトルで、2022年2月末にに始まったウクライナ戦争を批判するために書いた。その記事に「アイアン・スカイ」のあらすじが書いてある。
deutschland-lab.hatenablog.com
この映画は月の裏側にナチスドイツ・第三帝国の生き残りが密かに第四帝国を作っており、彼らが地球に侵略してきてナチスドイツ・第四帝国を地球に作ろうとするというストーリーである。だが、この映画で厳しく批判されているのは第四帝国と先頭に立って戦う地球で一番強いアメリカ軍とアメリカ大統領である。映画のネタバレになるが戦争がアメリカを始めとする地球軍の勝利に終わった時に、「月には豊富な天然ガス(ヘリウム3)がある」ということを知ったアメリカ女性大統領は、「ヘリウム3はみんなアメリカが頂く。なぜなら、第二次大戦と同じようにアメリカ軍が主力となって勝ったのだから」と国連で上から目線で発言をしたので、最後にアメリカ以外の国連加盟国は「またアメリカの正義のための戦争なのか?いい加減にしろ!」と怒鳴って、各国が入り乱れての乱闘となる。そして、激怒したアメリカ国務長官が「宇宙にいる他国の宇宙船を攻撃しろ!」と命令したので、宇宙でも各国の宇宙船が入り乱れての終わりのない戦争になる。そして、地球上でも核ミサイルが飛び交って人類は滅んでしまうのである。

この映画は2012年に第一作が、そして、2019年に第二作が封切られているが、両方の作品で厳しく批判されているのは、特にジョージ・W・ブッシュとトランプのアメリカ共和党政権時代に叫ばれた「アメリカのための正義」と「アメリカ・ファースト」というアメリカ政府の政策である。写真上がこの映画の主要な登場人物の女性アメリカ大統領。映画封切り時は共和党の女性大統領候補だった極右思想のサラ・ペイリンのそっくりさんである。
かつてマイケル・ムーアが制作した映画「華氏911」は、ジョージ・W・ブッシュ大統領を批判して多くの映画賞を受賞して興行的にも大ヒットしたが、トランプ大統領による横暴な政治が続くと、絶対にトランプを批判した映画がどこかの国で制作されて大ヒットするだろう。
これが、僕が今から3年ほど前にウクライナ戦争が始まった時に書いたブログ記事だが、今でも確かにウクライナ戦争におけるロシアの活動は脅威だが、アメリカのトランプ政権も同じような脅威になりつつある。プーチンは武器を使って人を殺しまくっているが、トランプは関税を世界各国にかけることによって世界経済を混乱させている。そして、世界同時不況を起こしている。
こんな状態が長く続くと絶対にアメリカでも、そして、その他の国でもトランプを厳しく批判する映画かドキュメントが作られるだろう。マイケル・ムーアは2004年に映画「華氏911」を制作してジョージ・W・ブッシュ元大統領を厳しく批判した。こういう映画を絶対にアメリカかその他の国の映画人が制作をして、そして世界でヒットするだろう。今のトランプの関税発動によるトランプ恐慌の時なら、トランプ批判の映画は絶対にヒットすると思う。